PlayStation5の発売時期がついに発表!2020年末に発売となるこのプレイステーション5の詳細な情報ついてのまとめ。
PS5は2020年末に発売!スペックはRyzenの8コア16スレッドCPU搭載、物理メディア、PS4のソフトと互換性を維持する予定
先日ついにプレイステーション5の発売時期を含む新情報が公式に発表されました。現在までに公表されている情報などを整理しながら、PS5の魅力や詳細を細かくみていきましょう。
PS5発売時期は2020年の年末に。過去の例からすると11月が濃厚か?しっかり7年サイクルで出してきた
プレイステーション5の発売予定日が2020年の年末に決定されましたが、概ね予想通りという見方が強いです。
以前にもPS5発売時期に関する記事を書きましたが、歴代のプレイステーションは約7年ごとのサイクルで新型機を発表しているのです。
機種 | 発売日 | 前機種から発売までの期間 |
---|---|---|
初代PlayStation | 1994年12月3日 | – |
PlayStation 2 | 2000年3月4日 | 5年3ヶ月 |
PlayStation 3 | 2006年11月11日 | 6年8ヶ月 |
PlayStation 4 | 2013年11月15日 | 7年 |
PlayStation 4 pro | 2016年11月10日 | ※3年 |
PlayStation5 | 2020年–月–日 | 7年 |
プレイステーション4の発売日が2013年11月だったので、2020年末となれば7年サイクルの例にぴったり当てはまるというわけです。
最近PS4proを購入された方からすると、「え、もう新型でるの!?」と少々ガッカリされてしまうかもしれませんが、発売時期からすると予定通りといったところでしょう。
公式サイトの発表でも、
本日は皆さんに私たちの次世代機の名称が「プレイステーション 5」(PS5)であること、そして発売は2020年の年末商戦期に予定していることをお知らせします。
引用元:playsitation.com
と書かれているので、年末商戦にしっかり狙ってきています。過去の例(PS3,4,4pro)がいずれも11月に発売していることから、おそらく今回のPS5も2020年11月に発売されるのではないかと思います。
PS5のスペック一覧
プレステ5の現在までに発表されているスペック関連情報は以下のとおりです。まずは一覧をざっくりと見ていきましょう。
プレイステーション5スペック | |
---|---|
CPU | x86-64-AMD Ryzen 「Zen2」8コア16スレッド |
GPU | AMD Radeon RDNA (Radeon DNA)ベースグラフィックスエンジン (※レイトレーシング対応) |
サウンド | 3Dオーディオ処理専用ユニット |
出力解像度 | ゲームでは最大8K解像度出力まで対応 |
ドライブ | カスタムSSD搭載 |
互換性 | プレイステーション4のタイトルとの互換性実現に向けた設計となる |
VR | PlayStation VRに対応 |
物理メディア | Ultra HD Blu-ray採用(ゲームの物理ディスクは引き続き採用していく) |
コントローラー | ハプティック技術によってL2/R2ボタンには多段階で反発力が生じるアダプティブトリガーを採用する |
CPU/GPUはPS4に引き続きAMD製。後方互換を確保するアナウンスもされておりユーザーにも嬉しい
引用元:playstation.com
以前にも書きましたが、プレイステーション4はプレイステーショーン3との互換性を完全に切っていました。
厳しい決断ではありましたが、足枷となっていたPS3のcellを捨てることによって、ゲームを作る側(デベロッパー)にはゲームを開発しやすい環境を提供することができたのです。
それによって数々のゲームが生み出され、世界的なPS4人気に繋がっていったという経緯があります。
さてそのPS4にはAMD製の専用にカスタマイズされたAPU(Accelerated Processing Unit/CPUとGPUを統合させたもの)が搭載されていました。
次世代機のプレイステーション5では引き続きAMD製が使われており、パソコンなどでも有名になっている「Zen2」のRyzen 8コア16スレッドが搭載されています。
これによって後方互換も確保されており、PS5でもPS4のゲームが遊べる設計になっているとのこと。
PS1のソフトがPS2で使えて感動したように、今まで購入してきたPS4のゲームが高性能になったPS5でサクサク遊べるのはユーザーとしては大変嬉しいことですね。
出力解像度はゲームで最大8K!ドライブにはSSDが標準装備されていて高速アクセス、物理メディアは100GBの光ディスクとなる
昨今はゲームソフト自体のダウンロード販売も珍しいものではなくなりましたが、ダウンロード形式だと遊び終わったあと売却できないなどの欠点もあります。
PS5ではどうなるかが気になるポイントでしたが、発表によれば「パッケージ版のゲームは容量100GBの光ディスク」と書かれていて物理メディアは引き続き採用されることになりました。
これは「Ultra HD Blu-ray」という規格で、ゲームディスクとしては最大100GBもの容量があります。また、ブルーレイという名のとおり、本体に搭載されている光学ドライブは4K対応のブルーレイプレーヤーとしても機能しますので、メディアプレイヤーとしても優秀です。このあたりはPS2以降からずっと変わらない路線を通してくれていると感じますね。
ちなみに本体の出力解像度的には、ゲームに限ってみれば最大8Kまでは対応しているようです。
これだけの大容量のゲームをインストールするからには高速なストレージが必要です。PS4では標準ではHDD搭載モデルしかありませんでした(SSDに換装することはできた)が、PS5にはSSDが標準搭載されています!
PS5はSSDの採用によりカスタムインストールなども柔軟に行えるようになった。より効率的なデータの読み出しの原理
SSDが搭載されたことにより、膨大なデータへのアクセスの自由度が増えました。
パソコンなどの知識がある方はご存じかと思いますが、従来のHDDでは回転するディスク上をシークヘッドが動いてデータを読み書きするのですが、これの動作量はデータの量に比例して大きくなっていくわけです。
それを極力少なくするための工夫として、ゲーム中の背景だとか通行人などのデータを複製しておくといった手法がとられています。ひと繋がりで読み込めれば効率的ということでしょう。
「例えば『Marvel’s Spider-Man』のようなゲームでは、400回も複製されたデータがあったりします」と、サーニーは説明する。
引用元:wired.jp
しかしそうすると当然複製データ量もまた増えていってしまうわけで、この引用元にもあるように凝ったゲームを作ろうとするとどうしてもストレージ容量が大きくなってしまう原因でもあったようです。
一方SSDはというと、ご存じのとおり回転ディスクではないため根本的に構造が違います。ランダムアクセスなどにも非常に強いため、読み込みが早くなるだけではなくて、こうした複製を用意しなくて良い分、ゲーム容量自体を圧縮できるということになります。
ゲーム自体を軽量にしても良いでしょうし、空いた容量にどんどん新コンテンツを詰め込んでも良いので、ゲームを作成する開発側(デベロッパー)に大きな自由を与えられる結果に繋がります。
基本的にゲームデータはこのようにストレージにインストールが必須ですが、PS5は標準でSSDを搭載する(というよりHDDモデルがないおかげで)というゲームハードということもあり、SSD前提で開発可能なのでデータの取り扱いが柔軟に行えるようになりました。
洋ゲー系にはよくあるキャンペーン(シナリオ)モードとマルチプレイが分かれているようなタイトルの場合でも、マルチプレイ部分だけインストールするとか、あるいは両方インストールしてキャンペーンモード部分だけ遊び終わったら消すといったようなことも可能になるとされています。
PS5コントローラーの新技術「ハプティック」や「アダプティブトリガー」詳細。PSVRにも当然対応!没入感を新しい次元へ
プレイステーション5のコントローラーには大きく2つの革新的な技術が搭載されています。ひとつは「ハプティック技術」、もうひとつは「アダプティブトリガー」というものです。
PS5のハプティック技術とは
ハプティック(haptic)とは「触覚」のことを意味しています。
今までもコントローラーが振動することでゲーム内の情報をプレイヤーに伝えていましたが、PS5では従来の振動機能を刷新してハプティック技術を採用するため、より多くの触覚情報を伝達することができます。
PS5コントローラーの左右にあるグリップ部分には「ボイスコイルモーター」というコイル部分だけが往復運動するタイプのモーターが組み込まれていて、さらにこれは高度にプログラムが可能です。これにより、従来の振動だけでは表現できなかったようなリアリティと感触が実現。
また、コントローラーに内蔵されるスピーカーも改良されていて、ハプティック技術とあわせて場の感覚を体験できるようになっています。
デモンストレーションを試した人はこのように綴っています。
例えば、砂の上では足をとられるような感覚があり、泥ではぐちゃぐちゃした感覚があって歩みが遅くなる。氷の上ではアナログスティックの反応が過敏になり、キャラクターが“滑って”いる感覚を指先で感じられるようだった。プールに飛び込むと水の反発力を感じたし、木でできた橋の上では、木がたわむような感覚までしたのである。
引用元:wired.jp
PS5のアダクティブトリガーとは
多くのゲームではコントローラのL2/R2トリガーに重要な役割を与えています。例えばシューティングであれば引金や弓を引き絞る動作、レースや空戦ならばスロットルやブレーキなどですね。
PS5のコントローラーのL2/R2のボタン部分は「アダクティブトリガー」という新技術が使われていて、これは操作に応じた多段階の反発力を発生させることができるというものです。
ですから、矢を射るシーンであれば最大まで引き絞ろうとするとそれだけ反発力も強くなるので張力が再現されますし、銃を撃つときもハンドガンとマシンガンとでは全く異なる引金の感覚を再現できます。ブレーキなどのアクションも同様といえるでしょう。
コントローラーを握る掌だけでなく、指先でも感覚を得ることができるようになるので、前述のハプティック技術を組み合わせて今まで以上に多彩なリアルを表現できるようになっています。
ちなみにこのPS5コントローラーの初期型はすでにゲームでベロッパーに届け始めたところなので、これらの新機能を活かしたゲームがPS5の発売にあわせて投入されてくるものと負います。どのように活用するのかは開発者の想像力に委ねられます!
PS5はもちろんPlayStation VRに対応する。ようやくハードが追いつきそう。コントローラーとあわせた演出に期待が高まる
引用元:playstation.com
最近ではあまり話題にならなくなってしまったVRではありますが、PS5では引き続きSONYの自社VR機器である「PlayStation VR」を対応させる方針です。
現状では正直普及しているとは言いにくいVR(だいたいVR元年とか言ってた時点でお察しではあったけれど)ですが、原因はコンテンツ不足だったり手間だったり色々理由があると思います。そのうちの1つとしてマシン性能が追いついていないことも大きなポイントでした。
PS4では流石に性能が足りずVRに合わせるようにPS4proを出して繋いでいましたが、次のPS5で一気にゲームハードの性能が上がるため、おそらく本格的にVR体験を推してくるでしょう。
これは前述のハプティック技術で「没入感」を大々的に宣伝していることからも、PSVRと組み合わせてさらに次の次元のエンターテインメント性を目指すのではないかということです。
今現在ではゲーム開発側も様子見な部分が強く、例えば今年1月に発売されたエースコンバット7などはPSVRに対応はしていたものの、ゲーム全編にわたってではなく、一部専用コンテンツとして導入したに過ぎませんでした。開発者も「将来的にこんなことができるかも」という可能性を意図したコンテンツとしたものでした。
PS5ではマシン性能も大幅に向上していますし、データ量も今まで以上に多く取り扱えることから、今後はゲーム開発側も相性が良いであろうレースゲームやフライト系をはじめ、様々なゲームジャンルにてVR要素を盛り込んだタイトルを作って欲しいものですね。
PS5のお値段は!?高スペックだけにどうしても高価格になりそうだが、4万円台に収まってくれればものすごくお買い得と思う
さてさてここまでPS5についての新技術やスペックを色々見てきたわけですが、やっぱり気になるのはお値段ですよね。年末商戦に向けた商品ということもあって、サンタクロースとして夢を届ける世の親御さんとしても一番の気がかりでしょう。
歴代PSの価格から見るPS5の値段予想。なんとお値段49,800円!まででお願いします!(願望)
もちろんまだPS5の価格関連の情報は出ていませんから予想にしかすぎませんが、参考までに過去のプレイステーションシリーズの発売日時点での価格を見てみましょう。
歴代プレイステーションの価格 | |
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初代PlayStation | 39,800円 |
PlayStation 2 | 39,800円 |
PlayStation 3 | 59,980円(CECHA60GBモデル)/ 49,980円(20GBモデル) |
PlayStation 4 | 41,979円 |
PlayStation 4 pro | 44,980円 |
こうしてみるとCPUにcellなどの独自路線を突っ走ったプレイステーション3がぶっちぎりで高いわけですが、20GBモデルであれば何とか5万円以内に収まった形になっています。
近年ではSSDなども安価になってきており、PS4から引き続きAMDということもありますから6万までいくことはまずないと思います。
もっとも新しいPS4 Proで発売直後が4万5千円だったので、この近辺でくるのではないでしょうか。
コントローラーのハプティック技術や、本来性能も相当に高くなっていますし、メディア再生機としての機能なども考慮すれば、5万円以下で収まってくれれば十分安い値段設定だと考えます。
予想というより願望という方が正確ですが、諸々込みで45,000円~49,800円あたりでどうでしょうかね!
いずれにしてもたくさんの新技術が詰め込まれたプレイステーション5、発売日は2020年末となりますから、1年後の発売日に向けてPS5貯金を始めておきましょう!
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