プレイステーション4では音声出力が付属品だけではHDMIからか、アナログヘッドセットからしか出せません。
今回は例えばミキサーや、スピーカーにも接続しやすいアナログ音声を取り出す方法について、光デジタル出力を使ったケースでみてみます。
光デジタル出力から変換機を使ってアナログ音声を出力する方法。光デジタル入力のあるスピーカーの場合もケーブルは必要
プレイステーション4購入時での付属品では、基本的にHDMIで映像と音声の信号がでていて、それをテレビやモニターに接続することで映像と音を出すことが想定されます。
最近の普通のテレビには当然HDMI端子が付いているので特に問題になることはありません。
しかしたとえばPCモニターでPS4の映像を表示させたいけれど、スピーカーが付いてない。付いてても安っぽい、あるいはお気に入りのスピーカーやヘッドフォンを使いたい場合やミキサーに取り込みたい場合はどうでしょうか。
アナログ音声出力がないとこういうときに困ってしまいます。
プレステ4の音声出力はデジタルだけですが、HDMIと光デジタルに対応しています。
アナログ音声を取り出すにはいくつか方法がありますが、今回は光デジタル出力とアナログ変換機(コンバータ)を使って、アナログ音声出力を取るやり方について。
ちなみにお使いのスピーカーに光デジタルの入力があれば、ケーブルを刺すだけのシンプルな接続で済みます。
いずれにしてもケーブルは必要なので付属品だけでは実現はできません。
変換機とケーブル類で必要経費はおよそ4,000円ほど。設定は特に必要ないがPS4の仕様で光デジタルとHDMIの音声は同時に出てしまう
では実際に何が必要なのかを見てみます。
まず今回のケースで一番必要なのはやはり「変換機」です。
光デジタルのオーディオ変換機にも色んな種類があるのですが、特にこだわりがなければ安めのもので十分です。
私はこちらの変換機を購入してみました!
Digital to Analog オーディオ 変換 アダプター デジタル から アナログ への 変換器 (Simble 相性保証付き)
SIMBLE |
Amazonで買いました。
【Alliance Ltd.】というところが販売元のやつです。
「Digital to Analog オーディオ 変換 アダプター デジタル から アナログ への 変換器」までが商品名なのでしょうか(笑)
変換機自体は他にもいくつか候補があったのですが、小さくてシンプルだったのでこれに決定しました!
実際に届いたものの画像が以下のものです。
箱は小さめで可愛らしい。 | |
中身も非常にシンプル構成! |
「Simble」というシリーズの製品ぽいですが、文字通り本当にシンプルです。
「余計な味付けはいらねんだよ……!」という方にはそそられますね!
本体も小さいですが、安っぽくはないのでその点もGOOD。
私はPS4のゲーム配信も視野に入れたため、音声をミキサーに取り込みたいというのが狙いでした。
私の場合フォーン端子でミキサーへ接続したいのでPS4からの接続で見てみると、
- PS4本体から光デジタルケーブルで変換機へ
- 変換機から「RCA端子←→フォーン端子」のケーブルでミキサーへ
という感じになります。
変換機からのケーブルについては使用するスピーカーなどに合わせて変更となりますが、いずれにしても光デジタルケーブルは必須となります。
アナログ変換機を使用せず光デジタル入力のあるスピーカーを使う場合でもケーブルは必要ですので無ければ購入しましょう!
私は手元に余っているのがなかったためAmazonブランドのケーブルを購入しました。
ご存知でしたでしょうか、アマゾンさんはケーブルも独自ブランドで作っているのです!
Amazonベーシック TOSLINK (トスリンク) デジタルオーディオ オプティカルケーブル 1.8m
AmazonBasics |
Amazonベーシックシリーズです。
ストレスフリーパッケージとなっており、実際に届いたものが下記画像となります。
シンプルパッケージ。 | |
アマゾンロゴも入っている。 |
この光デジタルケーブルを使って、PS4本体と変換機を接続します。
変換機からミキサーやスピーカーなどへは別途ケーブルが必要になりますが、用途(環境)に応じたものを揃えましょう。私はフォーン端子への形状になっているケーブルを使っていますよ!
audio-technica ラインケーブル ATL481A/1.5
オーディオテクニカ |
実際に接続してみると以下のようになりました。
ここまでで変換機が2,980円の、光デジタルケーブルが540円、ラインケーブル782円となって合計4,302円!
音出したいって観点だけでみると少々出費がかさみますが、このようにしておけばミキサーに取り込んだりと音声を自由に扱えるため、既存のスピーカーなども含めて環境を活用したい方には良いものかと思います。
実際につかってみましたが特にノイズが乗るだとかということもなく問題なく使えていて満足です。PS4側での設定は特にしなくても自動で対応してくれました。音声設定の手順についてはこちらをご覧ください。
ちなみに注意点なのですが、PS4の仕様として現状ではHDMIからの音声と光デジタルの音声は両方同時にでます。
つまり光デジタルの方からだけ出力して、HDMIの音声はカットという動作ができません。これについてはこちらを参照してみてください。
対応策としてはHDMIで繋いだモニター(テレビ)側の音をミュートにするしかありません。「すっげぇアナログ!(笑)」
私もモニターのスピーカーはミュートにして、光デジタルからの音を聞いて使っています。このあたり分けて設定できるようになったら良いのですけどね~。
さてさて、今回は変換機を使って光デジタルからアナログ音声を出す方法を記載してみました。
配信で音声を色々振り分けたりといった活用をする方には非常に便利なのですが、単純に「手持ちのヘッドフォン(ヘッドセット)から音出したいんだけど……」といった用途に限ってみると4,000円~はちょっと高いかもしれません。
次のPS4記事ではこの点にも触れながら、お手元のヘッドフォン・ヘッドセットを活用する方法について掲載してみます。
コメント
初めまして
私もこの記事で紹介されている商品とは違いますが同じような物でPS4→光デジタルケーブル→変換器→AUXケーブル→コンポと接続しました
しかし何故か音がでません
PS3の時もAUXで接続していたのですがこちらは普通に音がでていました
何かPS4側で設定することなどあるのでしょうか?
初めまして!
PS4本体側の設定で確認するところといえば、
【設定→サウンドとスクリーン→音声出力設定→主に使用する出力端子】が「光デジタル出力」になっているか。
あるいはコントローラにヘッドセットを接続して利用されているならば、
【設定→周辺機器→オーディオ機器→ヘッドホンへの出力】が「チャット音声」になっているかを確認してみてください。
はじめまして。
PS4の音声をアナログに変換してスピーカーやPCに繋ぐ方法を模索していたところ、こちらの記事を発見いたしました。
私もこちらの記事を参考に、光デジタルをアナログへ変換したいと思っておりますが、上記のデジアナ変換器は、遅延や音声の劣化等は発生いたしますでしょうか?
PCに接続して動画を撮影したいのですが、遅延などがあると厄介でして・・・。
もしお分かりでお時間等ございましたら、ご返信願います。
ゴン太さんはじめまして。
比較的安めのデジアナ変換機だったため、私も少々心配だったのですが実際使ってみてまったく問題ありませんでした。
遅延なども(原理的に存在するとかは置いておくとして)まったく無いですし、ノイズが乗ったりすることもありません。
ゴン太さんと同じく、私も動画撮影と配信用に現在使っていますが中々快適ですよ!
コンパクトでシンプルなデザインも気に入っています。