FMEAと、やります!アンコちゃん、棒読みちゃんをそれぞれ連携させてニコニコ生放送のコメントを読み上げてもらう設定方法です。
OBSでの自動枠取り構成にアンコちゃん・棒読みちゃんを加えてニコ生コメントを読み上げてもらう
前回はOBSとOBSutil、FMEAを使ってニコニコ生放送の自動枠取りの構成を設定しました。
以前の記事で書かれているOBSによる自動配信の仕組みは導入済みのものとして進めます。
https://arutora.com/6850
今回はそれに加えて、「やりますアンコちゃん」と「棒読みちゃん」を導入し、ニコ生のコメントを読み上げてもらうようにします。
やりますアンコちゃんは実に高機能で、使い方によってはこれ1つで枠取りなどもできるのですが、以下の例ではコメント取得ツールとして導入していきます。
まず必要となるソフトウェアですが、
- やります!アンコちゃん
- 棒読みちゃん
この2つとなります。
やります!アンコちゃんのダウンロードとインストール
アンコちゃんをこちらのサイトからダウンロードします。
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/net/se506541.html
記事執筆時点でのバージョンは2.1.11.1でした。
解凍したらNicoViewer2_1_11_1setup.exeを起動して、インストールするフォルダを指定し、インストールを完了させます。
インストールするフォルダは後の作業を簡略化させるためデフォルトにしておくのおすすめします。
動作には.Netframework4.5.1以上が必要となりますので、ご確認ください。
(OBS自動枠取り設定をしてあるのであれば既に導入済みのはず)
棒読みちゃんのダウンロードとインストール
棒読みちゃんをこちらのサイトからダウンロードしましょう。
http://chi.usamimi.info/Program/Application/BouyomiChan/
棒読みちゃんにはバージョンが2種類あって、
- 棒読みちゃん0.1.10.0
- BouyomiChan_0_1_11_0_Beta16
となっています。
ニコ生コメント読み上げはどちらでも機能します。
Twitter読み上げ機能などを使いたい場合は「BouyomiChan_0_1_11_0_Beta16」の方をダウンロードしましょう。
ダウンロードしたら任意の場所に解凍するだけで完了です。
FMEAutomatorからアンコちゃんの連携設定をする。既に項目が用意されておりとても簡単に設定可能
インストールが完了したら設定を行っていきます。
FMEAutomatorは最初からアンコちゃんとの連携が想定されており、自動起動の設定なども面倒なことはなく簡単に行えます。
FMEAを起動したら【プラグイン】→【アンコちゃん連携】と進みます。
設定ウィンドウが出るので、「やります!アンコちゃん」がインストールされているフォルダを指定してあげましょう。
アンコちゃんをデフォルトで指定されているフォルダへインストールしているならば、「自動設定」のボタンを押せばアンコちゃんまでのパスが自動で入力されます。
あとは「管理者権限での起動を許容する」という項目にチェックが入っていることを確認してOKボタンを押します。これでFMEAとアンコちゃんの連携設定は完了しました。
やります!アンコちゃんと棒読みちゃんを連携させる。こちらも最初から連携が想定されており簡単に設定できる
今度はアンコちゃんと棒読みちゃんとを連携させる設定をしましょう。
以前は別プラグイン扱いだったようですが、現在ではアンコちゃんに組み込まれており最初から棒読みちゃんと連携することが想定されているため、先ほどと同様にとても簡単に設定することが可能です。
アンコちゃんを起動したら、【設定】→【棒読みちゃん連携】と進みます。
【基本設定】タブの【棒読みちゃん連動】項目の部分に、棒読みちゃん本体である「BouyomiChan.exe」までのパスを指定してください。
棒読みちゃんが既に起動中であれば、「起動中の棒読みちゃんから実行ファイル位置を取得」というボタンを押すことで自動入力させることもできます。
これでアンコちゃんと棒読みちゃんが連動する設定になりました。
FMEA+アンコちゃん+棒読みちゃんが連動。放送枠が始まり次第自動で接続、コメントを取得・読み上げをしてくれる
ここまでできれば大部分の設定は完了です。
正しく連携ができていれば、FMEAで枠を取って配信を開始すればアンコちゃんが自動で起動し、放送に接続してコメントを取得できる状態になります。
さらにアンコちゃんが自動で棒読みちゃんを起動させるので、読み上げも勝手にやってくれます。実に便利!
手作業ですべてやろうとするととんでもなく大変なのですが、これらのソフトウェアを使用することにより、配信までの作業を自動で行ってくれます。
配信者は放送する内容に集中できますので、ありがたく使わせていただきましょう!
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