FF14のパッチ5.1で大きく変更となるクラフターとギャザラーのシステム面詳細や、5.2へ向けた今後の方向性についてのまとめです。
FF14パッチ5.1でクラフターとギャザラーに大きなシステム変更が加えられる!5.1~5.2の二段階で修正がかかる予定でその第一弾となる
9月15日に行われたPLLで発表されたパッチ5.1で、FF14のクラフターとギャザラーに大きな変更が加わることについての情報まとめと詳細です。
クラフターとギャザラーの全体の修正概要について
PLLではFF14のクラフターやギャザラーの要素は仕組みとしてとても面白いという評価は得ているものの、やはり新規プレイヤーにとっては間口が狭くなっているということに触れながら、以下のような方向性を打ち出していました。
まず今回5.1ではクラフターとギャザラーに大きな変更が加わりますが、これは今までの仕組みの累積によって煩雑化してしまったシステムやUIの見辛さといった部分を解決し、新規プレイヤーにもわかりやすく、そして熟練のプレイヤーにとっても新たなやり応えのある遊びができるようにするのが狙いです。
そのため、クラフター/ギャザラーには大改修が加えられますが、これはパッチ5.1とパッチ5.2の2段階に分けて大きくテコ入れをすることになっています。
そのため、5.1で行われる大改修ですべてが完了するわけではありません。2段階で修正していく部分のまずは第一弾ということになります。この点を把握した上で、5.1での変更・修正点をみていきましょう。
パッチ5.1行われるクラフターの変更と修正点。新規追加のレシピツリーによって必要素材が分かりやすく!アディショナルは廃止となる
パッチ5.1のクラフターシステムアップデートで実装される修正項目や変更点は以下のとおり。
- アクション数整理
- アディショナルアクションの廃止
- レシピツリーを追加表示
- 蒐集品という字が「収集品」というわかりやすい字になる
- 一部アイテムは必ず収集品として完成される
- 簡易制作の成功率を調整する
- 分解システムの改修
アクション数の整理/アディショナルアクション廃止となる
2パッチかけていく修正の中でまず5.1ではアクション数の整理が行われます。その上で消滅するアクションというのが出てくるので、吉田氏はこのことに言及し、
皆さん気を付けて下さい。マクロちょっと申し訳ないんですけど、組みなおしになるかなと思います。
と発言していました。
アディショナルアクションは既に戦闘ジョブからは撤廃されていましたが、唯一残っていたクラフターのアディショナルについても廃止し、これによって旧ファイナルファンタジー14から残っていたアディショナルという概念がついになくなることになります。
全クラフトアイテムレシピがツリー表示になる!パっと見で何の材料がいくつ必要なのかがわかりやすい
利便性の向上ということで、パッチ5.1にてクラフターの全レシピで、上記画像のようなレシピツリー表示展開ができるようになります。
例えばこの画像では、「ディープゴールド・ディフェンダーヘルム」を作るためにどの素材が必要か、必要素材を作るための元になる素材についてのレシピが詳細に表示されているのがわかります。
今までゲーム内では必要なアイテムの作り方などが分かりづらく、レシピデータを掲載している外部サイトを見ながら行うというのが通例でしたが、こうしたツリー表示がゲーム内だけでもできるようになるので、PS4ユーザーにとってもこれは嬉しいシステム追加です。
蒐集品という字が「収集品」になり、一部は必ず収集品として完成する
「き、蒐集品……?」(正解は”しゅうしゅうひん”)というように読めない人が多かったのは運営も把握しているようで、難しい漢字だったこの蒐集品については、「収集品」という平易な漢字が用いられるように改名となりました。
また収集品を作成する際に蒐集品アクションを入れ忘れて通常のHQ品を作ってしまうという悲劇(筆者は良くやる)も多すぎるようで、一部の納品専用アイテムなどは必ず収集品として作成されるようになるとのこと。
簡易制作の成功率調整/分解システムの改修によって気軽に分解できるように
簡易制作については成功率を調整する方針で、制作で大量に使うものなどをより気軽に作れるようにしていくそうです。
そして分解システムにも大きく手が入ることになり、この点について吉田氏は、
基本的には余っていたアイテムはじゃんじゃん分解してもらうという方向へ舵を切りたいと考えています。
このように発言しており、次のPLLでより詳細をお伝えするとしながらも、どんどん分解してもらって、カバンの中身を整理してもらいたいとしていました。
パッチ5.1行われるギャザラーの変更と修正点。ステルス上位版や取得数上昇、自動化といった利便性が大きく向上することになる
パッチ5.1のギャザラーシステムアップデートで実装される修正項目や変更点は以下のとおり。
- アクションの効果調整
- 未知発見アクションのオート化
- 初回採集時のUnknownとリーチゲージが廃止される
- ステルスに代わる「スニーク」が追加
- 簡易採集モードというものを新たに追加
- 蒐集品という字が「収集品」というわかりやすい時になる
- 採集確率と獲得個数の見直し
- シャード系入手量の調整
アクション効果を調整/未知発見のオート化とUnknownリーチゲージ廃止による利便性向上
ギャザラーに関してもクラフターと同様の方向性です。アクションの効果見直しによって、より数値的にシミュレーションしやすくするという流れ。
そして未知素材を見つけるためのアクションを自動化させることで、いちいち手動でやらなくても良いようになります。
加えて、ギャザラーで「うざったい」と感じていたであろう初回採集時の「Unknownリーチゲージ」を廃止するとしています。これによって初めて取る素材であっても通常のものと同様に採集可能になるでしょうから、利便性や余計なストレスが溜まらないようになっています。
ステルスの上位版?「スニーク」追加!マウントにも乗れるし移動速度も落ちない
必要な素材を取りに現地へ行っても、モンスターがいやらしい位置に配置されていて、見つからないようにステルスアクションを使ってコソコソ歩いてストレスを溜めつつ素材を取っていた人も多いでしょう。
これに関しては新たに「スニーク」というステルスに代わるアクションが新規追加されます。
このスニークが優れているのは、
- マウント騎乗中であっても使える
- 使っても移動速度が低下しない
というこの2点。つまり完全にステルスの上位版ということになります。「じゃあもうステルス要らないじゃん?」というのはごもっともな意見ですが、吉田氏曰く「色々事情があって新しいアクションを追加した」とのこと。
いずれにしてもこのスニークの登場によって面倒だった素材集めがやりやすくなるのは間違いありません。
簡易採集モードで低レベル素材を取りやすく!ギャザラーの蒐集品も収集品へ
簡易採集モードという新しいモードが追加されます。よりレベルの低いアイテムに関しては簡単に取れていっても良いだろうという方向で、例えば大量に使う素材などを集めやすくなるようなイメージでしょうか。
おそらくこれはクラフターには存在する「簡易制作」に合わせて追加されるものと思います。中間素材などに数が必要な素材はHQなどにこだわらないですから、手軽に取れるなら嬉しいですよね。
またクラフターの「収集品」と同じく、ギャザラーについても同様に平易な漢字である収集品が用いられるようになります。
採集確率と獲得個数の見直し/大量に使うシャード系の入手
ギャザラーについては全体的に採集確率と獲得個数を見直すとしています。果たしてFF14の確率を信じても良いのでしょうか?(吉田氏もネタにしていた)
この獲得数見直しの一環なのでしょう、制作で大量に消費するシャード系の入手量も増やすとしています。
5.1で実装となる「イシュガルド復興」はギャザクラ向けのワールドごとの協力コンテンツ!蒼天街の復興ワールドファーストはどこだ!?
ギャザクラの調整内容が分かったところで、こちらも気になるところ。
かねてより話に出ていたギャザクラ向け協力コンテンツである「イシュガルド復興」がパッチ5.1で初実装となることがPLLで判明しました。
このイシュガルド復興はバトルジョブがレイドに臨むのと同じように、基本はクラフターとギャザラーで大きな目標を達成させる協力型コンテンツになっています。
バージョン3の拡張の舞台でもあったイシュガルド、竜詩戦争が終わったあとのボロボロになった蒼天街を復興させようというコンセプト&遊びです。
このコンテンツはパッチ5.1からスタートとなり、しばらく連続でメジャーアップデートごとに追加されていくコンテンツになりますので、5.1ですべてが終わるわけではありません。
納品をしたり、復興共同作業という新しい仕組みを遊ぶことによって復興していく。復興スピードはワールドごとに異なるのでサーバ内の人たちで協力
イシュガルド復興させるには、納品をしたり、5.1から追加される「復興共同作業」という仕組みで遊ぶことによって徐々に蒼天街が復興していきます。
イシュガルド復興が特徴的なのは、その復興スピードはワールドごと(鯖ごと)によって異なるという点です。つまり、真っ先に復興するワールドがあれば、非常にゆっくりとなるワールドもあるというわけです。
コンセプトを聞いて真っ先に思い出すのが、紅蓮編で実装されていたドマ町人地復興というコンテンツですが、あれは個人単位での遊びでした。
乱暴に言ってしまえばイシュガルド復興はドマ町人地のワールド単位という規模がでかい版と捉えることもできるでしょうか。
サーバ(ワールド)ごとに進捗度が異なるという部分がありますから、全ワールド中の最速を目指そう!という動きが出てきてもおかしくありません。いわゆるワールドファーストというやつです。その場合は「ワールドファーストワールド」になるのでしょうか?
吉田氏の発言からはこうした遊びも想定しているようでした。
ワールドごとに異なるという部分はサーバ人数が少ないところは大変になるという懸念も存在しますが、どこかのタイミングでは追いつくようにはしますとは言っていたので、極端な話6.0拡張版が来ても未だに復興してませんという事態にはならないでしょう。
ギャザクラ一切触らずバトルしかやってない!という人でも遊びの要素を入れてあるので蒼天街にはいくことになる
ちなみにクラフターやギャザラーを一切触っていないというような、いわゆる戦闘民族のプレイヤーというのも存在します。
こうしたプレイヤーたちはギャザクラ向け協力コンテンツであるイシュガルド復興にはまったく縁がないのか?というとそうでもないようです。
バトルしかやってないよっていう人も、遊びの要素っていうのは入ってますので、蒼天街にはいくことになると思います。
このように吉田氏が発言していましたので、基本はギャザクラ向けでありつつ、何らかの形で関与できる仕組みはあるみたいでした。
イシュガルド復興については次のPLLでさらに詳細が明かされるとのことですから続報が楽しみですね。
記事中画像,発言引用元:第54回FFXIVプロデューサーレターLIVE
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