3月7日に発売した新作「シムシティ」に関してです。
シリーズ初の「オンライン環境必須」という仕組みとなっており、新作に相応しい話題性を持っています。
しかしオンラインならではの問題も発生することに……。
10年の時を経て、ついに新作が発売された新生シムシティ
都市経営シミュレーションゲームという唯一無二のジャンルを作ったシムシティシリーズは世界中にファンがいます。
シムシティ4が発売されたのが2003年のことですが、あれから10年が経ちました。
そして3月7日、ついに新作の「シムシティ」が発売されました!
洋ゲーでありながら、日本でも人気が非常に高い作品ですが、今回はこのゲームに関して色々書いてみたいと思います。
シリーズ初の「オンライン環境必須」
最初に聞いたときは私もびっくりしたものですが、今作のシムシティはオンライン専用タイトルとなっています。
シムシティをプレイするためにはEA(エレクトロニック・アーツ)が運営するOriginのアカウントが必須となっており、ゲーム自体もサーバーにログインして遊ぶというものになっています。
これまでのシムシティシリーズをプレイしてきた方の中でも賛否両論がある仕様となっています。
私も「シムシティ2000」「シムシティ3000」などをプレイしてきたファンの一人であります。
オンライン化に関してはどちらかといえば好意的に受け止めているのですが、オンラインゲームならではの問題点というのもやはりありました。
オンラインならではの宿命か。初日からサーバーダウンでプレイできない事態に
オンラインゲームといえば、「ログインオンライン」ですよね!
ネトゲプレイヤーにとってはお馴染みのものとなっていますが、やはりシムシティでもありました……。
ワクワクしながらパッケージを開封し、ドキドキしながらインストールをして、イライラしながらログインできるのを待つという何とも素敵な体験をさせていただきました。
オンラインゲームの弱点というか、仕組み上やはり仕方ないことなのかもしれません。
アクセスが多すぎてサーバーがダウンしてしまったのです。
サーバーに接続して遊ぶというシステムのため、サーバーがダウンすれば当然遊ぶことができなくなります。
結局プレイ私がプレイできるようになったのは、日付が変わった後でした……。
まあ、それだけシムシティが世界中で愛されているという証拠なのかもしれません。
オンライン必須だがソロプレイは可能
シムシティシリーズはシングルプレイで黙々と都市を作るというゲームでしたが、今作はオンライン専用ということもあり、1人でも遊べるのか心配という方が多いと思いますが、大丈夫です。
結論からいえば「できます」。
しかし、シングルプレイというよりも「ソロプレイ」と言った方がが適切かと思います。
今回のシムシティではリージョン(地域)と呼ばれる広大なフィールドに最大16の都市を作ることができます。
リージョンは最大10個まで同時にプレイすることができ、リージョン毎に公開・非公開を選べるので、作ったリージョンを非公開にしておけば自分だけでプレイすることができるというものです。
実際のゲームの流れ。ソロプレイで遊んでみる
では画像も入れつつプレイの流れを見てみましょう。
ゲームプレイの前にまずはサーバーを選択するのですが……。
混み過ぎです!
東欧1と2、オセアニア1しか選べません。
ここでは東欧1サーバーを選んできました。
新規に始めるのならば、「ゲームに加わる」か「ゲームを作成する」を選択します。
「ゲームに加わる」というのは他のプレイヤーが公開しているリージョンに都市を作るというものです。
これがマルチプレイ。「マルチシティ」と呼ばれるものですね。
他のプレイヤーの都市を訪問したり、近隣都市ならばお互いに資源を融通し合ったりできるのです。
今回はソロプレイをしたいので「ゲームを作成する」を選びます。
そしてプレイするリージョンを選びます。
例えばこの「ケープ・トリニティー」というリージョンは、最大でも3つまでの都市しか作ることができません。
練習用にはもってこいかもしれません。
また、今作ではいわゆる「神のモード」は存在しません。
ですので、地形を弄ることはできません。
これに関しては4Gamerのインタビュー記事で、
――前作では可能だった「地形の変更」が,できなくなっていますね。
クイグリー氏:
そうです。プレイヤーは神様ではなく,あくまで市長ですので,山や海ではなく,ビルや高速道路を作ることに集中してほしいと考えました。
とありました。
4Gamerインタビュー記事より引用
与えられた地形の特性をいかに活用するかというのがポイントとなってきます。
次にリージョンの設定を行います。
地域に名前をつけて、マルチプレイのモードをどうするか決めます。
今回はソロプレイを行いたいので「プライベート地域」を選択しておきます。
サンドボックスモードというのはシムシティシリーズお馴染みの機能ですね。
災害などが自動で起きなくなります。
こちらはそのままにしておきました。
最後に都市を作る位置を選択しましょう。
それぞれの場所によって、資源量が違ってきますのでお好みに合わせて選びます。
さあプレイ開始です!
白く四角で囲われているのが、私が選択した都市の位置です。
既に高速道路などは巡っているので、そこから都市を発展させていくのが目的となります。
プレイベート地域に設定してありますから、他の誰にも邪魔されることはありません。
思う存分都市作りを堪能しましょう。
サーバー問題など色々あるが、やっぱりシムシティは面白い!操作も分かりやすく、グラフィックも綺麗
オンライン専用となって色々と問題も出てきたシムシティですが、やはりシムシティです。
シリーズで培われてきた面白さは揺るぎません。
道路を敷いて、区画を作って、そこにシムたちが移り住んできて……というお馴染みの流れですが、これが何とも楽しいものなのです。
親切にヘルプで教えてくれたりする。 |
プレイするにあたっても、特に操作し辛い点は無く、初心者にも分かりやすいように解説ウインドウが出てきたりなど気が利いています。
また新作シムシティはグラフィックも素晴らしいです。
プレイできた時間も少なかったので、そこまで発展はしていないのですが、ビル群の夜景というのも中々美しいものですよ。
建物だけでなく、車やシムたちもかなり作りこまれています。
車1台1台を追いかけて楽しむも良し、理想の都市を作り上げるも良し。
シムシティには無限の楽しみ方があるのです!
もちろんシリーズお馴染みのハプニングも発生しますよ。
私はいきなりこんなのが出てきてしまいました!
突然地中から現れて、発電所や工場地帯を破壊して去っていきました……。
何てことをー!
シムシティを買うかどうか迷っているなら絶対買い!
「じゃあいつ買うか。今でしょ!」とこれに尽きます。
シムシティファンだけでなく、初めてプレイされる方でもきっと楽しめることでしょう。
ぜひ色んな方にプレイしてみて欲しいと思った作品でした。
記事中ゲーム画像出展元 : エレクトロニック・アーツ「シムシティ」より
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