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【FF14】絶アルテマをクリアした感想。最高の瞬間を共有できる理想の固定、描いた物語の先にあるものは

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7月3日、日付が変わったばかりの頃「やったー!」という歓喜の声と共に絶アルテマをクリアしました!そこまでの軌跡を記した感想文的な記事です。

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絶アルテマウェポン破壊作戦クリア!掲げた理想のもとに集まってくれたメンバーに感謝。目指した最終目標への道のり

前回絶バハムートをクリアした際に書いた感想の記事が思いのほかたくさんの方に読んでいただけたようでした。

過去最高の難度である「絶バハムート討滅戦」を無事クリアすることができました!クリアまでの道のりや感想などを書いてみたいと思います。

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今回は絶アルテマの攻略記事も書き終えましたので、この記事では絶アルテマをクリアした感想やクリアまでの過程を振り返っての個人的な思いを書いてみようと思います。さながら夏休みの読書感想文みたいで懐かしいですね。

絶バハで燃え尽きた、今回は傍観者で良い。そう思っていたが熱は冷めていなかった

前回絶バハムートを終えた後、私としては正直やり切った感があったのでそのまま休止でも良いかなと思っていました。

絶バハチームの皆にもその旨は伝えてあったので、シグマ編はそれぞれ別の固定などでプレイされていました。

当の私は結局心境の変化もあってFF14は継続、シグマ編は野良でプレイしてクリアという形だったのですが、その後フレンドからは「本当に引退するんじゃないかと思ってました」といわれるほど絶バハを終えた後の私は燃え尽きていたようです。

さて、今から遡ること数ヶ月。シグマ編零式もクリアし終わって落ち着いてきた今年の4月中旬頃、絶バハムートに次ぐ絶シリーズ第二弾となるレイド「絶アルテマウェポン破壊作戦」が4.31で実装と発表されました。

絶バハムートでは多くの引退者・固定解散の引き金となるほどでしたから、当然絶アルテマもそういった難しさがあるのだということは容易に想像が付きました。

仮に挑むとしたら毎晩練習漬けの日々になることは確実。体力的にきついのもあって、「今回はパスでいいかな」と思っていたのが正直なところです。

絶バハをクリアしたときのパーティーメンバーの何人かに「絶アルテマはどうされるんですか?」と尋ねてみると、「興味はあるけれどまだ決めていない。もしやるなら一緒にやりたい」と言ってくれました。

絶バハのときに心中宣言をしたL.I.さんからは「貴方に誘われなければ今回はやらないと決めています」なんて台詞が飛び出したりもしました。しれっとすごい発言をするものです。

色々話を聞いているうちに、胸の中でクリアしたときのあの興奮が呼び起こされていくのが自分でも感じられて、私もまだ熱は冷めてないんだなと実感しました。

あの瞬間はやはり特別なものがありますし、4.x最後の絶となるアルテマにチャレンジしてみるのも悪くありません。

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ならばもう一度、自分なりのやり方で納得のいく物語を描こう。そう思ったのです。

前回の記事に書いたとおり、私は絶バハのスタートは良い出だしではありませんでしたが、それによって大きく成長できたと感じています。

ですから今度はそこでの経験を活かして、最初から最後まで再び自分の理想を掲げようと思いました。メンバーには内緒でしたが、この瞬間から私の中では1つの小さくてささやかな、それでいて大きな目標が生まれます。

それは絶アルテマをクリアすることではなく、それを過程としたその先へと続くものを手にするための挑戦です。

こうして私の絶アルテマ攻略への道がはじまりました。

思い出を記録に残したかった。いつでも振り返って歩んだ道を確かめられるように

私は小さいコミュながらも動画配信を行っているのですが、絶バハムートのときにやり残したことがひとつありました。それは「クリアまでの軌跡のアーカイブ化」です。

というのも私は他の方の配信やクリア動画を拝見するのが好きなのですが、何より最高なのがレイドをクリアした瞬間のあの雄叫びにも似たような興奮した声が収まっているシーン。

見ているこちらにも嬉しさが伝わってくるのがわかるほどです。

想像してみてください。直接関わりのない人がそうしているのを見ているだけでもワクワクするのですから、もしそれが自分たちで、本当に心から喜べた瞬間ならば、もっとずっとワクワクするに違いないのです。

あのクリアの瞬間を記録に残すことができれば、いつでもそれを思い返すことができるわけです。そんなに素敵なことはありません!

ですから私もパーティーメンバーの声も含めて記念に残したいと常々思っていました。絶バハのときは私以外の音声は入っていなかったので、どうしても今回はそれが欲しかったのです。

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ちょうど新しい年度となり、生活環境の変化などからFF14自体が困難になったり、時間が合わないなどの理由から前回の絶チームである「ANTHOS」から引き続き一緒にやることになったのは私も入れて6人。

  • タンク:L.I.
  • メレー:R.L.
  • キャスター:P.R.
  • レンジ:A.Z.
  • ヒーラー:N.M.
  • ヒーラー:C.M.

ただ、前述した私の望みを叶えるにはVC音も含めて配信をする必要があります。

上記メンバーの中にもやはり少し恥ずかしいと感じてしまう方がいらっしゃいましたが、個別にTwitterでDMを送りまくって「感動を残したいんです感動を!」と熱心に説得した結果、全員了承してくださいました。

これで6名が正式に決まり、あとはタンク1名、忍者枠1名ということに。

喜び勇んで早速ロードストーンに絶アルテマの募集文を掲載してみましたが、そこから中々お返事はきませんでした。閲覧自体は結構されているようでしたが、やはり「攻略模様がVC有りで配信される」というのは中々ハードルが高かったかもしれません。

そんな中でも何件かお問い合わせはいただいたのですが、時間帯の都合などで断念。泣く泣く見送ることになるなど、メンバー募集は少々難航していました。

もうひとつ主だった条件として、当初「絶バハムートのクリア」が入っていたのですが、元々指標のひとつ程度に見ていたのと、間口を広げた方が良いはずという判断から条件を徐々に下げていって、最終的には「2体フェーズ以上の経験者」としました。

そこで1人のタンク希望者がコンタクトを取ってくれます。この方が後の正式メンバーとなるS.D.さんでした。私の募集は前から見てくださっていたようで、2体フェーズまではいけていたので条件が合致するタイミングで応募されたそうです。

集まるときは集まるものでしょうか、その後少ししてN.K.さんという忍者の方も参加してくださいました。この方も正式メンバーとなります。ちなみに絶バハはクリア済でしたが、私の募集に興味を持ってくださったようでした。

募集期間の中で絶バハの条件は途中で変更したものの、一貫して変えなかったのは固定の方針です。以前の記事でも書きましたが、私は殺伐とした空気でプレイするのが嫌で、難しいレイドであっても笑いながら楽しくクリアするのを常に目指しています。

ただ、これには8人全員の協力が必要不可欠であって、誰か1人でも無責任、負んぶに抱っこの人がいれば成り立たなくなってしまうのです。

誰一人欠けることなく、全員が最大限の努力をすれば必ず楽しい雰囲気が出来上がるというのが私の持論なのですが、人によってはそれが息苦しかったり、厳しいと感じる人もいるでしょう。

当然これらの方針は募集文にも書いていたわけですが、そんな中でも応募してくださったことには本当に感謝しています。

  • MT暗黒:S.D.
  • STナイト:L.I.
  • 竜騎士:R.L.
  • 忍者:N.K.
  • 召喚士:P.R.
  • 吟遊詩人:A.Z.
  • 白魔道士:N.M.
  • 学者:C.M.

募集には長い時間を要しましたが、こうして絶アルテマを攻略するための固定メンバーが揃いました。

そして今回も私が固定リーダーを勤めさせていただくことになりました。

6+2ではなく、信頼できるメンバー、それぞれが主人公の8人となるために

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無事に絶アルテマの固定メンバーは揃ったわけですが、ただ実装日を待っていたわけではありません。

8人メンバーが揃うまでに時間がかかってしまったため、この時点で既に5月の末頃。少々慌ただしい感はありましたが、親睦を深めるためにできるだけ一緒に遊ぶ時間を取っていました。色々なコンテンツに行ったり、たくさんお話をしたり。

もしかしたらメンバーからは「なんやこのおっさん話好きやな~」なんて思われていたかもしれませんね(笑)

絶バハにちょっと遊びにいったり、極ツクヨミを周回したりとやっていることは大したことではありませんでしたが、とても大切な準備期間だったと思います。

なぜなら新しく入ってくれた2名からすれば、既存の6名のグループに入った形になってしまいます。それはさながらアウェイとでも言いましょうか。最初は心理的な距離感があったはずです。

以前絶バハの記事で書いたとおり、私はメンバーとの距離感を掴めずに失敗した経験があります。ですからこの絶アルテマメンバーにはそういう思いをして欲しくありませんでした。グループでありながら、疎外感を感じることほど辛いことはないのです。

私の目指す物語は「6+2=8」ではなく、全員が主人公である8人の物語です。

応募する側の気持ちになってみれば、知らない人が募集している固定へ参加希望を表明するのはとてつもなく勇気がいることだと思います。私ならしり込みしてしまうかもしれません。

そういう環境で、尚且つたくさんあった絶アルテマ募集の中で、この2人は私の募集を選んでくれたわけです。

だから少しでも早く心理的な距離感がなくなるように、そして参加してくれたメンバーに報いるためにもと、きっと私も全力だったのかもしれません。

攻略自体は順調に。唯一欠点は「落ち込むこと」楽しい雰囲気は最大パフォーマンスを出せる理想の環境

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6月5日、ついにパッチ4.31があたり、絶アルテマウェポン破壊作戦が実装されました。この日から固定の活動も始動しました。

仕事等の関係でこの固定は23時~1時までの基本1日1セットが限度だったのですが、その割には進みが良かったのが実際のところ。

各々のプレイヤースキルが高いのもそうなのですが、この固定では情報の共有やアドバイス、提案を出し合い、それを実行できる環境ができていたためでしょう。

メンバー全員が固定内でそのジョブロールの第一人者として矜持を持って挑んでいましたが、だからといって変なプライドが有る人は1人もいませんでした。

例えばよく聞く「私は精一杯やってる」「だったらあなたがこのジョブをやってみればいい」といったような責任を放棄する台詞とはまったく無縁の環境だったのです。

DPSでもタンクの動き方や配置の提案をする、タンクでもヒーラーの位置取りやヒールワークの提案をするといったように、ロールの垣根を超えて全員があらゆる方法を提案できる雰囲気。まさしく理想的でした。

また練習と配信が終わった後も、残れる人で次のフェーズの練習メニューや対策を練るなどを積極的に行っていたことも、練習がスムーズに進んだ要因だったでしょう。

こういった発言や提案がしやすい環境ができたのも、前述したメンバー間の心理的な距離が縮まっていたからだと思っています。

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ちなみに実際攻略中にはこうしたスプレッドシートを用意してくれたメンバーがいて、そしてそれに皆で書き込んでプランを練ったりしていました。

面白いことに、私はリーダーとして「○○さんこれをやっておいて」と指示したことは無かったのですが、皆自主的に情報を集めてURLを貼ってくれたり、動画のリンクを持ってきたり、それを図にまとめたりということをやっていました。

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攻略に対するモチベーションが非常に高いことの表れでもあったでしょう。

しかしそんなメンバーたちでも唯一欠点ともいえることがありました。それは失敗を気にしすぎて「落ち込む」こと。

基本的に上手なプレイヤーほどこれに陥りがちなのですが、重大な局面でミスをしたときにそれを引きずってしまう傾向があったのです。

誰か特定の人というよりは、私も含めて大なり小なり全員そういう傾向はあったと思いますが、中でも目立ったのがMTのS.D.さん。自分でミスったときに限ってのことですが深くため息などを付いてしまうこともありました。

この点を踏まえて、練習後にS.D.さんだけではなく、全員に向けて少々強めに注意喚起したのは私も良く覚えています。絶アルテマ攻略を通して私が唯一注文を付けた箇所だからでした。

私は常々、絶レベルのレイドであっても「楽しい雰囲気」でのプレイをモットーにしていますが、それは「お手てつないで仲良くしよう」という理由からではありません。

人間楽しく何かに打ち込んでいるときが、吸収率、実行精度においても最大パフォーマンスが出せるものですよね。誰かがひどく落ち込んだり嘆いたりすれば、それはグループ内に伝染しますし、変に萎縮して全力を出せなくなる人も出てきます。

そういった雰囲気を蔓延させないためにも、いち早く立ち直って失敗を次のトライへ活かす姿勢が必要です。また、実生活でお仕事が終わって体力的に疲れている中、深夜にレイド攻略へ臨んでいるわけですから、せめて精神的には満たされた状態でプレイして欲しいという私の願いでもありました。

どんなに上手な人であっても必ずミスはします。しっかりプレイしてそれでもミスが出てしまったら、他人にだけではなく、自分にもそれを許容する心が必要です。

私たちの固定の配信を見ると、「ドンマイ」というワードが頻繁に出てくるのがわかりますが、これはお互いに責任感が強く、ミスした当の本人が一番気にしているのをわかっているからこそだったでしょう。

暗黒か戦士か、できれば好きなジョブでクリアしてもらいたい葛藤。「できますか?」の問いとその裏側であったこと

絶アルテマの攻略も、タイタンを超えて追撃の究極幻想に差し掛かった頃、ひとつの選択をしなければなりませんでした。それは自分たちにとってのジョブ構成最適化。

当初、絶アルテマの攻略には各々が一番パフォーマンスを出せるであろうジョブで、【暗ナ竜忍詩召白学】という構成で臨んでいました。実際にプレイされた方はわかると思いますが、絶アルテマは後半のアルテマが全てなので、序盤の3蛮神は規定ギミックさえできれば構成はほぼ関係ありません。

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ちょうどこの頃トップ勢のクリアPTが十数チーム出てきていたのですが、MTが暗黒よりも戦士を採用しているところが多かったのです。攻略法にもよるのですが、火力と十字無視のシェイクオフバリア面から見ても戦士は優秀で、この当時特にアルテマへの火力をできるだけ上げるならば戦士を採用した方がメリットは大きいのも確かでした。

私の固定では基本的に安全策を優先としているので、例えば特定の箇所で軽減系技を重ねるときなどはタイムラグや発動ミスなども考慮して2重にし、仮に片方が失敗しても耐える設計でスキル回しを組む方針でした。そういった点からも戦士のスキルは魅力的だったのです。

ですからMTのS.D.さんには私から文面にて「戦士にジョブチェンジをしてもらうことになるかもしれないので、準備をしておいて欲しい。できますか?」といった旨を伝えました。

元々募集文には適切ジョブチェンジが可能であることも条件に入っていましたし、零式ではなく、絶レベルのコンテンツに挑むのであれば同一ロール内でのジョブチェンジの可能性があることは当然だとは思います。

ご本人もそれは承知していて、私の問いには「わかりました」と答えてくれましたが、少し元気がないのは見て取れました。

というのも、S.D.さんは暗黒騎士というジョブが大好きで、いかに格好良いかなどを嬉しそうに話してくれたりもしました。できれば本人は暗黒騎士でクリアしたかったはずです。

私もその人に対してジョブチェンジを要請するのは葛藤がありましたが、リーダーの立場上チーム全体のメリットに繋がるならばそれを選択しなくてはなりません。

それを踏まえて言った「できますか?」に、彼は「わかりました」と答えてくれました。この時点で私の腹積もりはだいたい決まったといえるでしょう。

アルテマの最終までは未知の部分が多く、ひとまず先のフェーズも見なければならないので、ジョブチェンジはいつでも実行できる状態のまま保留ということにして先の予習と対策を練ることに。

チーム内ではサブリーダー的な役割で私を支えてくれていたL.I.さんとも相談をして、ジョブチェンジは保留状態のまま現状構成でどこまで最適化できるかを当面の課題としました。

3日間の空白と9人目の存在。初めて私の方針に異を唱えるメンバーが現れる。今は理解されずとも、後に必ずと信じて

固定の絶アルテマ練習が爆撃の究極幻想で半壊しながら乱撃にいける、というあたりの練習をしている最中のことでした。予めわかっていたことなのですが、固定メンバーのN.K.さんが6月22日・23日・24日の3日間、出張のためにINできない状態に。

練習が順調に進んでいただけに本人も悔しそうでしたが、そこはリアル優先なので仕方ありません。

さて空白になった3日間をどうするかが問題です。正直なところいきなり野良で補充をかけたとしても、過去の絶バハで散々苦労した私としては結果はわかりきっていました。

ならば3日間丸まる休みにするというのも手ではありましたが、さすがに3日間も休みが続くと手に馴染んできた感覚が抜けてしまうのが恐くもありました。

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そこで固定メンバーへひとつの提案をしました。それは以前絶バハを一緒にクリアしたときの忍者N.L.さんに補充で入ってもらって、練習をするというものです。この方は以前固定の顔合わせのときに人数合わせで助っ人に入ってくれたこともあって、S.D.さんN.K.さん両方と面識がありました。

N.L.さんは仕事の都合でIN時間が不定期になるのもあり、今回の絶アルテマは野良で進めることにしていたのですが、ちょうどこの3日間は23時からいける日が続く状態だったのです。

ただ、進捗度は野良でやっていたこともあり、まだ一度もタイタンを超えたことがない段階でした。そのため進行度は落ちてしまうのですが、お互い知っている分、野良で補充するよりは良い結果になるでしょうし、N.L.さんも一気に経験フェーズを進められるチャンスになりますから、色々な意味で望ましい選択だったと思います。

固定メンバー8人もこの案に賛成してくれたので、22日からの3日間はN.L.さんを入れての練習となったのです。

N.L.さんとの練習初日。スプレッドシートの共有などは行っておいたのですが、やはりタイタンを突破したことがないという点も考慮すれば、この3日間を使ってアルテマの練習ができれば良いだろう程度に考えていました。

ところが実際に練習を始めてみると、実に驚くべきスピードでギミックを吸収していき、たった3時間の練習時間で何と乱撃フェーズのマラソンにまで行ってしまったのです。

攻略の資料をなどを事前に読んで共有していたにしても、いきなり「タイタン未突破」から「乱撃マラソン練習」まで進んだことに皆驚いていました。しかもこの回、私たちも全員生存した状態で乱撃マラソンスタートができた初めての回だったのです。

練習終了後は雑談も交えながら解散してL.I.さんと私だけとなり、そこで次の練習内容などの確認をしていたときのことでした。

出張先のN.K.さんがVC部屋に入ってきたのです。どうやら出張先で私の配信を見ていた彼も、また驚いた人の1人だったようです。その上でN.K.さんから発せられたのは「自分のことは気にしなくて良いので、クリアが狙えるなら自分抜きでクリアして欲しい」というものでした。

一瞬私とL.I.さんも「?」となったのは今でもよく覚えています。とはいってもN.K.さんはいたって真剣なようで、要するに固定の枠に囚われずにクリアの可能性が高い方を重視して欲しいという内容でした。

N.K.さんからしてみれば、自分の代わりに入った人がたった3時間の練習で自分の進捗度を超えてしまったわけですから、焦燥感なども有ったのではないかと思います。(後に本人もそうだったと言っていました)

確かに形だけみれば確かにN.L.さんが一気に追いついたのは事実でしたが、それは他の7人があってのことですし、その7人がここまでやってこれたのはN.K.さんと共に固定として活動してきたからに他なりません。

このとき私は初めて「私の目標は絶アルテマのクリアの先にあるものだ」と口外したと思います。つまりクリアは過程であって、N.K.さんと共に初クリアを迎えられないのであればそれに意味はないという趣旨です。そういったことをいくつかお話ししました。

しかしN.K.さんも頑固なところがあるのか、レイドに関する持論を展開するなどして両者の意見は平行線を辿ります。ある意味私の方針に異論を唱えた最初の人になりました。

もちろん私も譲る気は毛頭ないので、最終的には「気持ちはわかりました。判断はこちらでするので残り2日、出張をしっかりやって無事に帰ってきてください」として、その場を終えたのです。

N.K.さんの立場で考えると、練習が非常に調子良くいっているところへ3日間も穴を開けてしまったことに対しての申し訳なさや、前述のように一気に追い上げられたことへの焦りなどが入り混じった気持ちがきっとあったのでしょう。

元々N.L.さんが私と前の絶バハで一緒の固定だったことも知っていますから、彼なりの配慮だったのかもしれません。ですからその気持ちだけは、今でもありがたく受け取っています。

冒頭に書いたとおり、私にとって今回の絶アルテマは最初からクリアすることが最終目標ではなかったのです。

とはいえ絶アルテマ攻略の固定リーダーが「クリアは最終目標ではない」なんてすごく語弊がありますから極力言わないようにしていましたが、メンバーの皆さんには今ならきっと理解してもらえるのではないかと思います。

N.L.さんを交えた練習の最終日には私たちの練度も上がっており、乱撃マラソンをほぼ完璧な形で完走しきるまでになっていました。N.L.さんも「良い練習ができて助かった!」と言ってくれて嬉しかったですが、この3日間を無駄にせず練習できたのは彼のおかげですから、私たちとしても助かったのは言うまでもありません。

チーム「Hanamizuki」誕生!この思い出と、繋がりが長く続いていきますようにと願いを込めて

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N.K.さんの出張が終わって、本来の固定8人が揃った状態での練習が再開されます。ご本人も張り切っていたのか、3日間のブランクを感じさせない活躍をしてくれていました。

練習自体は順調に進んでいて、毎回成果が出ていたのでメンバー全員のモチベーションも非常に高い状態をキープできていました。そして6月27日、ついに乱撃フェーズを全員生存した完璧な状態で突破することに成功。

この日の練習の後、私は用意していた2つのことを発表することになります。

まず1つは「MT暗黒のままクリアを目指す」ということでした。前述した保留になっていたS.D.さんのジョブ変更についてのことです。

実は「わかりました」の返事を貰ったあとL.I.さんとも相談していたのですが、構成的に暗黒でもクリア例はあったので、暗黒が入る前提での練習メニューや攻略法を導入していました。

L.I.さんにも結構検証などで負担を強いてしまっていましたが、ジョブチェンジ保留としながらも暗黒がいる前提での練習メニューが次々用意できていたのはそういう背景があったのです。

「できますか?」の問いに「嫌です」と返ってきていたらまた結果は違ったのかもしれませんが、「わかりました」とできる事は全部やるという姿勢を見せていただけたからこそ、こちらも全力で何とかしたいと思えたのは確かだったでしょう。

ご本人も暗黒のまま最後までできるというのを聞いて、すごく喜んでくれていました。

そしてもう1つの発表は「チーム名について」です。絶バハのときも金バハが見れたら発表するねとしていましたが、今回も乱撃を超えてからの発表となりました。

やっぱりチームのシンボルとなる名称は皆気になっていたようで、予想をしていた人もいたほどです。どんな名前にするか私も悩んだのですが、最終的につけたのは「Hanamizuki」という名前でした。

今回も花繋がりなのですが、ハナミズキという花にちなんで付けた名前です。このお花の花言葉は「永続性」「返礼」「私の想いを受けてください」といったものがあり、英語の花言葉にも「durability(永続性、耐久性)」があります。

また、名前の由来に加えて、私が一青窈の同名タイトルの「ハナミズキ」という曲が好きだったということもありました。

絶アルテマでも私が固定リーダーを勤めさせてもらいましたが、私は固定活動で得られるものはただのクリアフラグやアイテムだけではないという思いで固定運営に臨んでいます。

ですから固定メンバーの中には私のやり方に戸惑ってしまったときもあったかと思います。

それでも絶アルテマを楽しくクリアするという目標のために集まって、長い時間を共有してきてくれたことへのお礼と、アルテマクリア後であってもメンバー同士が何らかの形で関係が続いていって欲しいという私の願いを込めて、このチーム名としました。

私が今回の絶アルテマをやるにあたっての最終目標は、まさにここにあるのです。

固定メンバーも名前を気に入ってくれたようで、チーム名ができたことでテンションも目に見えて上がっていたのは今でもよく覚えています。

実際その翌日には初めてたこ焼きフェーズ(最終フェーズ)に突入し、いよいよ絶アルテマを最後まで見切ったことになります。

ここまでくればあとはほぼ時間が解決するという状態まできていました。

クリア前日は1%の壁に阻まれる。妙な焦りは禁物、1度しか味わえない初クリアを最高の気分で迎えるために必要なこと

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6月29日にはアルテマ残り4%で時間切れになり、いよいよクリアが目前に迫ってきていることがはっきりと感じられました。

私の固定では基本的に1日1セット程度しかできないので、できるだけ練習回数を増やすためにほぼ毎日絶アルテマに通っていましたが、やはり皆疲れが溜まってきていたのでしょう。

その翌日、翌々日はアルテマ残り1%まで何度何度も到達するのですが、普段ミスしないところでミスしてしまう、バフ合わせがずれてしまう。そういった細かい部分が作用してかどうしてもこの1%の壁を超えることができませんでした。

一部メンバーは体調を崩してしまっていましたし、仕事の疲れもあってかいつもはよく喋るメンバーも口数が少なかったり。残り1%以下というところまで来ていることもあって、恐らく気の焦りもあったのではないかと思いますが、全体的にメンバーが「いつもの調子」ではなかったのです。まるでパズルのピースが足りないように、あと1つ、カチっとはまる何かが足りない状態でした。

この日は粘ることはせずに規定の時間で練習終了。ここから翌日の練習までに私は個別にメンバーのケアをすることに全力でした。前述したようにここのメンバーは落ち込みやすく、特に残り1%回でミスをしてしまったりするといくら「気にするな」と言われてもショックは受けていたでしょう。

でもその状態のままで良いのでしょうか。気分が晴れぬままでトライして、もしそれでクリアしても手放しで「やったー!」とはならないはずです。

初クリアは1度しか味わえないのです。ここまで全員が頑張ってきたのは、まさにその瞬間を最高の気分で迎えるためであったはずです。最後の最後でそれを台無しにしてしまって良いのでしょうか。そういうことをメンバーに言っていたと思います。

そんな私の心境を知ってか知らずか、このとき一番爽やかだったのはMTのS.D.さんでした。1%で終わってしまった回の練習後、彼の口から「今日は早く寝て明日に備えよう! 明日はいけるよ!」という台詞が出ていたのは印象的でした。最初は一番引きずる人だったのに、最後は一番気遣える人になっていたのです。

後に固定内で笑い話になっていましたが、絶アルテマを通して一番大きく成長できたのはS.D.さんかもしれません。

念願の「あの瞬間」全ての努力は自信をもって最高だったと言えるこのときのために

7月2日、23時。メンバーが集合します。各種コール担当やバフ合わせ、回復タイミングの打ち合わせも十分過ぎる程やりました。あとは本当に結果を出すだけ。

いつもどおりやるということがどれだけ大切なことなのか、きっと私が言うまでもなく皆理解していたのだと思います。

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このときのVCの雰囲気は前日の少し落ち込んだ雰囲気などは一切無く、晴れ渡った空のようでした。何せFF14以外のゲームの話で盛り上がるほどです。これから絶アルテマをクリアしにいくぞというPTには見えませんが、これくらいの方が丁度良いのでしょう。

そうして絶アルテマに突入して1時間ほど経った頃、運命のときがやってきます。

この回、白魔道士は「アルテマが倒れるのが先か、う……っ」と言いながら必死にお手洗いに行くのを堪えていましたし、滅多にミスしない学者はタイタンのランドスライドでぽーんと飛んでいき、召喚士(私)はイフリートの覚醒バフを取り忘れて慌てて回収したり。

何だか色々わちゃわちゃしながらやっていたのがとても印象的でした。これがいわゆる「フラグ」というやつだったのでしょうか。

それでもさすがのメンバー、肝心なところはしっかりと抑えています。乱撃の究極幻想を超えて、3蛮神はタイタン→イフリート→ガルーダの順。これらを確実に処理していきます。

そしてたこ焼きフェーズへと突入。この時点でアルテマの残りHPは16%、いけます、十分にクリア水準。

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ここからは薬・バフ・DoTの入れ忘れが無いように皆でコール。竜騎士のドラゴンサイトが詩人へと渡り、忍者のだましうちが入った時点で残り8%に。

アルテマエーテルが100に到達して拘束技開始。学者が捕まり、この時点でアルテマ4%。

「どうだ……いけるか……!」私が胸の高鳴りを感じつつ発した言葉を皮切りに、メンバーが「いけるだろ!」「これはいっただろ!」と、興奮の入り混じった声を次々に発していきました。

アルテマ残り1%、何度何度も跳ね返されたあの壁も、今の私たちなら突破できる!そういう確信を全員がもっていたでしょう。

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「いってくれ!」「いけるいけるいける!」「こいっ、こい!」

一瞬の間にこれらの感情の高まりをそのまま声にしたような台詞が数え切れないほど飛び交います。そしてアルテマの残りHPバーはもう既に視認できないほどに。

全員テンションMAXの状態な声の中、画面が暗転し、アチーブメント「絶アルテマウェポンを破壊せし者」と表示されました。そうです、クリアしたのです!

「よーし!」「やったー!」「フォオオオ!」

時刻は0時を過ぎて夜中だというのに、そんなことも忘れてまるで雄叫びのような歓喜の声が響き渡りました。

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夏の暑い時期にも関わらずゾクゾクと鳥肌が立ったのを今でも覚えています。本当に最高の、一度しかないこの体験。これを味わうために皆が努力してきてくれて、そして今それが達成された瞬間でした。

興奮さめやらぬ状況の中、まずは白魔道士にお手洗いへ行ってもらって、それから皆で早速クリア称号「the Ultimate Legend」を付けて、退室時間いっぱいまで記念撮影をしました。

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この感動と、その瞬間を配信に記録できたことで私の念願も叶ったといえます。

その後はクリアトークンで交換した武器を手に、ノーマルアルテマで皆で武器を見せ合ったりしてクリアの余韻に浸りました。

こちらがクリア日の配信。クリア回手前から再生できます。

9人揃ってチーム・ハナミズキ!記念撮影会で皆でワイワイ

初クリアができたのは月曜日の深夜。すぐにリセット日がきます。

もともとクリアできたら何周かしてサブジョブ分のトークンも欲しいねという話はしていましたから、この週からは消化が始まることになりましたが、それに合わせて私から1つ提案をしました。

それはN.L.さんのことで、彼をこのチームの9人目のメンバーとして迎えたいというものでした。彼があの3日間入ってくれたことによって練習量を減らさず、一番重要な部分をまとめあげることができたわけですし、こちらもご恩返しをしたいと思っていたのです。

メンバーもそれはわかっていたのか、全員待ってましたと言わんばかりにHanamizukiの9人目のメンバーとして温かく迎えてくれました。

こうして、最終的には9人のレイドチームとなったのです。そういえば、絶バハムートのときもそうでしたね。

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そして7月9日の夜には、ついにN.L.さんの初クリアを達成することができました。これでめでたくメンバー9人全員の絶アルテマ攻略が完了となったわけです。

予め一部メンバーとは相談していましたが、やはりチームメンバー9人全員揃った記念スクショが欲しいものです。色々候補はありましたが、9人以上でも入れるコンテンツということで24人レイドの「影の国ダン・スカー」を撮影場所としました。

ここにはプロトアルテマが登場するので、アルテマ繋がりで丁度良い場所だったのです。

制限解除で突入しているので敵はそこまで強くないものの、元々は24人レイドですのでハプニングに見舞われたりもしましたが、皆その一時を楽しんでいました。

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「どんなポーズが良いかな」「戦闘中のカッコイイ場面も撮ろうよ!」そんなことを色々やっているうちにあっという間に時が過ぎていってしまいました。楽しい時間はとても早く過ぎていくものです。

攻略が終わっても終わらないもの。何らかの形で先へ続いてくれることが、私にとっての本当のクリアとなった

最後の消化日となった7月31日の活動をもって、チーム「Hanamizuki」としての絶アルテマへの挑戦は終わりを迎えました。

振り返ってみると、今回の固定はもともとはパッチ4.4がくるまでにクリアできれば良いという条件での募集でしたが、メンバー1人1人のたゆまぬ努力のおかげで1日1セット程度の練習ながらも27日間という比較的短期間にクリアすることができました。

消化期間も含めれば約2ヵ月程度。それは1つのレイドを通して、個性がそれぞれある9人が共有しあったとても大切な時間です。

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たかがゲーム、たった1つのコンテンツを共にしただけかもしれません。でも私は、本当に皆が心から楽しいと感じていてくれたなら、共有できた時間はとても価値があるものだと思っています。

絶アルテマに挑む前から決めていた私の最終目標は前述のとおり単なる絶アルテマのクリアではありません。

絶アルテマが終わり、次のパッチ、次の拡張。そうした時の流れの中でこの9人がずっと一緒で居続けることは難しいでしょう。ゲーム自体を続けるか、引退するか、それも含めてそれぞれに違う道を歩んでいかれるはずです。

いずれの道であっても、この固定の皆と一緒に過ごした中で経験できたことや得たもの、そういったものがそれぞれの新天地で何かしらの役に立てたなら、私はそれ以上に嬉しいことはありません。

そして共有した時間を楽しかった思い出として記憶に残してくださるなら、私の最終目標はめでたく達成されたといえます。コンテンツはいずれ緩和され、アイテムは価値がなくなっても、楽しかった記憶の価値は不変であると私は思っているからです。

最後まで付き合ってくれたメンバー、応援してくれた全ての方に感謝。宝物がまたひとつ増えた

以前の絶バハの記事でも書いたとおり、私は理想を追い求める癖が強いのですがこれはファンタジーの世界だからこそできることかもしれません。ある意味ロールプレイを一番楽しんでいるのでしょうか。私もときどきわからなくなります。

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ただ、理想をいくらもっていてもFF14は1人でできる事は限られています。絶コンテンツという非常に難しいレイドを今回もこういった素晴らしい形で終わらせることができたのは、ひとえに支えてくれたメンバー皆のおかげです。

たくさんある募集や繋がりの中から、私と一緒にやってくれることを選び、最後までやり切ってくれたメンバーには本当に感謝しています。

そして夜中の配信だったにも関わらず、応援に来てくれたリスナーの皆さんや、フレンドの皆さん、ありがとうございました。

こうして今回もまたひとつ、私の宝物が増えたのでした。