女性キャラしか選べなかったヴィエラですが、拡張6.0ではついに「ヴィエラ男性」が操作可能キャラクターとして実装されることに!これまでの経緯とロスガルの今後について。
ヴィエラ初登場から2年、ついにヴィエラ男性実装!設定上珍しい存在だが、プレイヤーの熱望に応えた形。ロスガル女性も今後登場する
5月15日に行われた基調講演では、次期拡張6.0からプレイアブルキャラ、つまりプレイヤーが操作可能なキャラとして「ヴィエラ男性」が追加されることがサプライズ発表されました。
1度は「ヴィエラ女性とロスガル男性の追加でキャラクター追加は最後」と公式に発言していたものの、それを覆す形でヴィエラ種族男性が追加されることになったのです!
実装に至るまでの経緯や、ヴィエラ種族の設定上のこと、ロスガル種族の追加なども含めてみていきましょう。
ヴィエラ男性が6.0から使えるようになる!1度は「もう追加はない」とされたキャラが追加されたのは熱望する声が多かったため
6.0でヴィエラ男性キャラクターが使用可能になるということが結構さらりと発表されましたが、これは驚愕の情報でもありました。
皆さんは覚えているでしょうか。今から遡ること2年以上前の、2019年2月2日にパリで開催された「ファンフェスティバル 2018-2019 in Paris」での基調講演。漆黒のヴィランズが発売する前のことです。
ヴィエラ女性が実装されることについて、このとき吉田氏はこのように発言しています。
漆黒のヴィランズでは恐らくファイナルファンタジー14最後の種族追加となるヴィエラが実装されます。
引用元:基調講演
そして、その後ロスガル男性が実装されることが分かりましたが、
大変ですね、悩みに悩んだんです、正直。
ただど~~~してもですね……、獣人を入れておきたかった。
これ以上の種族バリエーションの追加は、恐らく今のパッチスピードを考えると本当に難しい。ということでですね、両方叶えにいくことにしました。
引用元:基調講演
そのときもこのように発言していました。
度々この件には触れていたためその前後も合わせると、漆黒のヴィランズ発売前の段階から「もうファイナルファンタジー14での新規プレイヤーキャラクターの追加は行われない」ということ、そしてそれは同時に片方の性別しかないヴィエラとロスガルには、もう片方の性別を実装できないかもということを示唆するものでもありました。
というのも、新規にキャラクター追加をするとなると、今までに実装されてきた既存のほぼすべての装備品が着用できなければならず、体格やパーツの干渉、ポージングなども考慮しながら3Dキャラを作る必要があるため、膨大な工数がかかるからです。
このとき開発コストや工程からしても難しいという説明が丁寧になされていました。
こうした長い経緯があった上でのまさかの「ヴィエラ男性」追加の発表だったため、とても驚くべき発表だったわけです。
そして今回の基調講演ではそのことも踏まえて吉田氏は以下のように発言しています。
僕としてはですね、前回漆黒のヴィランズで、ヴィエラ女性とね、ロスガル男性を実装するとでファイナルファンタジー14としてはね、新種族の追加はあれで終わりにする、本当につもりでいました。
しかしですね、世界中から熱望の声をいただいたことと、何よりグラフィックスチームが「プレイヤーの皆さんがここまでなのであれば、何とかしていきましょう」と総力を挙げて達成してくれたので、今回男性ヴィエラがプレイヤー種族として実装できることになりました。
引用元:基調講演
その口調もから、いかにプレイヤーからヴィエラ男性を望む声が多かったか、そしてそれに応えようと奮闘してくれたグラフィックスチームへの感謝が伝わってきました。
正直なところ素人目から見ても種族の追加というのは別に新コンテンツが増えるわけでもないので開発コスト的に見合わない内容なのだろうということは容易に想像が付くわけですが、開発側がファンからの要望に応えようとする姿勢を持ってくれているおかげでヴィエラ男性の実装が叶ったということでしょう。
ヴィエラ女性が実装発表がされてからもう2年以上になりますが、熱望していたプレイヤーとしてはとても嬉しいニュースだったのではないでしょうか。
ヴィエラ男性だけじゃない!ロスガル女性も今後の拡張やパッチに合わせて実装されることが決定。これで全種族の両性が揃うことになる
拡張6.0ではヴィエラ男性が追加されますが、そうすると当然「じゃあロスガル女性はどうなるの?」となりますよね。
この点も吉田氏はしっかり言及しており、
もちろんですね、ロスガルの女性についても検討はしてるんですが、すみません今回はこれが精一杯でした。
ただですね、ロスガルについてもここまでくれば、必ずやっていこうという決意でいますので、ちょっと時期はずれると思いますが、ぜひそちらについてもですね、そこだけ対応しないみたいなことがないようにしていこうと思っています。
引用元:基調講演
「まあここまできたらね」と笑みを見せながら語っていましたが、これで公式にロスガル女性も実装されるということが確約された形となりました。
悩みは多かったようで、ヴィエラ男性の実装をロスガル女性と合わせてもう1拡張待つという判断もあったのかもしれないとしながらも、熱望する声にこたえるためにも順次実装しようという判断をしたとのことでした。
これによって実装は先になるものの、パッチ5.5現在までに実装されている、
- ヒューラン
- エレゼン
- ミコッテ
- ララフェル
- ルガディン
- アウラ
- ヴィエラ
- ロスガル
のすべての種族において男性・女性の両方がプレイヤーキャラとして選択できるようになったわけです。
ヴィエラ男性は何故中々出てこなかった?設定上の問題もあったが、登場するのはFF史上初となる快挙だ
ヴィエラ男性が中々出てこなかった理由は、そもそもの世界観と種族設定によるものがあります。
ヴィエラの種族設定要約
これは私が2年以上前に書いた記事でも詳しく掲載しているので詳細はこちらの記事、
を併せて見ていただきたいのですが、結構長いので要点だけまとめると、
- ヴィエラには男性・女性両方存在はする
- FF12でも女性しか登場せず、過去1度も男性ヴィエラが登場したことはない
- ヴィエラは氏族ごとに集落を営み、外界からの接触を断っている
- 氏族は母系の血縁集団であり、集落にはほぼ女性しかおらず男性を見かけることがない
- 男性ヴィエラは成人になると集落外へ出て独りで生きていくのが習わし
- 集落へ戻るのは3年から5年に一度の生殖行為のためと、新たに誕生した男児を引き取るため
- 男性ヴィエラは影から目立たずに敵を排除し、集落を守る存在
- 性別の割合は女性が圧倒的に多く、7割から8割が女性
- 引き取られた男児は親子ではなく、主従の関係、マスターと弟子という繋がりがある
- 男児は生き抜く術として過酷なサバイバル術を教示されるが、その過程で死んでしまうことも多いのが男性が少ない原因
- ヴィエラ曰く、「必ずしも男女が同じ場所で支え合う必要はなく、種の保存という観点においては常に一緒であり、離れていても魂は一緒」という考えを持っている
このようになっていて、世界設定や種族設定からしてヴィエラ男性は極端に数が少なくそもそも人前に出てくる存在ではないと明言されているのです。
それ故に世界観的にも別にヴィエラ男性が出てこなかったとしてもおかしいわけではないので、本当にこのまま実装されないのかもと諦めていたプレイヤーの方も多かったはずですが、奇跡的にヴィエラ男性が実装される運びとなったのです。
ヴィエラ男性が登場するのは何気にすごいことでFF初の快挙!
上記でも触れていますが、実はヴィエラ男性が実際に動作するところを見られるのは長いファイナルファンタジーの歴史上でも初めてのことで、今まで一度も登場したことがないのです。
設定としては存在していても、今まで女性しか出てこなかったので本当のレアキャラだったわけですが、前述の動画を見てわかる通り実際にFF14では6.0から動いているヴィエラ男性、しかもプレイヤーキャラとして使えるのです!
これは本当にすごいことですし、ありがたいことです。
ですから、次期拡張6.0でヴィエラ男性を使うプレイヤーはFF史上初の体験ができるということになります。これは使わない手はありませんね。
ヴィエラ男性キャラの登場によって、男性キャラを使用しているプレイヤーの種族割合がどう変化するのかも非常に楽しみなところがありますが、いわゆる高身長イケメン枠なのでかなり人気が高くなるのではないでしょうか。
今後ヴィエラ男性の細かな設定はまた別の機会に発表するとしていましたので、それも含めて期待しておきましょう!
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