歴代プレイステーション史上、最速での販売台数3000万台が先月騒がれていましたが、将来的にPS4を購入予定で買い時を迷っている方向けにPS4の現在の型番や違いなどをまとめてみました。
新型PS4「CUH-1200シリーズ」は2015年6月下旬から販売中!消費電力低減と10%の軽量化の3代目
新型プレイステーション4は2015年の6月に発売されました。
もうすぐ半年を過ぎますが、この型番「CUH-1200」シリーズが現在の最新モデルとなります。
私は2014年の9月に購入したので、初期型を所持していますが、初期型PS4オーナーの視点から新型の魅力を見てみましょう。
ざっくりとした型番ごとの違いのまとめ
現行機種で3代目となるPS4ですが、それぞれの型番ごとの違いを比較してみます。
CUH-1000シリーズ
CUH-1000番台は初期型のプレイステーション4です。
日本国内では2014年2月22日に発売となりました。
2013年11月15日に北アメリカ地域発売されてから3ヶ月遅れとなった日本国内での発売は、何故日本のゲーム機なのに発売が遅れるんだと物議を醸す事態になった程。
ただ、この3ヶ月の遅れの間に、致命的なバグや初期ロットの問題は解消されていましたので良い点もあったと思います。
CUH-1100シリーズ
あまり目立ったアナウンスはありませんでしたが、CUH-1100という型番があります。
これは初期型のCUH-1000のマイナーチェンジ版で、細部を改良した2代目のCUH-1100はPS4の新しいカラーバリエーション「グレイシャーホワイト」にあわせて登場しました。
冷却部分の改良が試みられていたようで、目だった差というのは初期型と比べてほとんど無いように思えますが、次の型番への布石となりました。
CUH-1200シリーズ
こちらが現行機種、最新型のPS4であるCUH-1200シリーズです。
外見に大きな変化がでた初めてのモデルチェンジとなります。
大きな改良点は重量減と消費電力低下、それに伴う冷却性能向上による静音化でしょう。
しかも2015年12月3日にはついにHDDの容量が今までの倍となる「1TB」モデルも登場しました。
PS4では負荷が高くなるとファンの音が結構大きくなっていくのが難点でした。現に私も初期型で遊んでいるときにPS4を近くに置いていると耳障りな音が結構付きます。
APUの製造プロセス技術自体は28nmのまま変わっていないのですが、部品配置などに最適化が施されており、このシリーズの完成形のような存在です。
一言でいうと「これ買っておけば大丈夫」となります。
1TBモデルも登場したCUH-1200の新型PS4!1TBモデルは何故かジェットブラックのみ。CUH-1100との比較詳細
最新型となるCUH-1200シリーズとCUH-1100との違いを詳細に見てみましょう。
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比較詳細:消費電力低減と10%の軽量化
まずはこちらの比較表で詳細を比較しましょう。
名称 | プレイステーション4 | |
型番 | CUH-1200シリーズ | CUH-1100シリーズ |
本体色 | ジェット・ブラック/ グレイシャー・ホワイト | |
メインプロセッサ | Single-chip custom processor CPU : x86-64 AMD “Jaguar”, 8 cores GPU : 1.84 TFLOPS, AMD next-generation Radeon™ based graphics engine |
|
メモリ | GDDR5 8GB | |
HDD | 500GB x 1 | |
外形寸法 | 約 275mm×53mm×305 mm(幅×高さ×奥行き)(予定、最大突起含まず) | |
重量 | 約2.5kg | 約2.8kg |
光学ドライブ(読み出し専用) | BD 6倍速CAV DVD 8倍速CAV | |
入出力 | Super-Speed USB (USB 3.0)ポート×2 AUXポート×1 | |
通信 | Ethernet (10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T)×1 IEEE 802.11 b/g/n Bluetooth® 2.1(EDR) |
|
電源 | AC 100-240V, 50/60Hz | |
消費電力 | 最大230W | 最大250W |
動作環境温度 | 5℃ – 35℃ | |
AV出力 | HDMI™出力端子 光デジタル出力端子 |
性能面でもっとも大きな違いは消費電力の低下、構成部品などの変更による重量減があげられます。
また、個人的に一番気になるのが静音性。
私の使っている初期型PS4は高負荷時には結構ファンの音が徐々に大きくなってきて、ヘッドフォンでプレイしていますがやはり近くに置いてあるとファンの音がちょっと気になります。
プレイに支障が出るレベルではないですし、離れたところに置いてある場合はそこまででもないのでしょうが、この新型では消費電力の低下や設計見直しによる静音化が進んでいるようでした。
比較詳細:HDDベイカバー表面の変更
デザイン面にも大きな変更点が加わっています。
ドライブトレイ部を覆っているHDDベイカバーという部分ですが、こちらが本体同様の加工でマットな仕上がりになっており、統一感が出ていますね。
画像引用元:4gamer.net
CUH-1000とCUH-1100ではHDDベイカバーのところが光沢仕様になっていて「高級感があって良い!」というのは確かにあります。
ただ、実際使っているとわかりますが、この光沢仕様のベイカバーがすごく傷つきやすいという欠点があるんですよね……。特にブラックのカラーだと、指紋が滅茶苦茶目だってしまうのもあって、扱いには気を使います。
この辺りは個人の好みもあるので一概には言えませんが、新型のデザインも私は好きです。
ちなみに電源とメディア取り出しのスイッチ部分ですが、CUH-1200からはボタンスイッチになっています。
CUH-1000とCUH-1100ではタッチセンサー式でしたが、この点も変更されていますね。コストダウンも勿論ですが、結果としてゲーマーとしては致命的な「誤爆」を防ぐという意味でもスイッチ式は魅力です。
ゲーム機として非常に合理化されている印象がします。
1TBモデルは現在ジェットブラックのみ
12月3日にはついにHDDの容量が従来の2倍となる、「1TBモデル」が登場しました。
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ただ1つ残念なところといえば、PS4のカラーバリエーションは「ジェット・ブラック/ グレイシャー・ホワイト」という2色で展開されているのに、1TBモデルのラインナップにはジェットブラックしかない点です。
最初から黒色が欲しい!と思っていた方は迷う理由は見当たりませんが、グレイシャーホワイトの方が欲しいという場合は悩みの種となります。
保障無し覚悟で自分でHDD交換をされる場合は問題ないのでしょうが、下手に弄りたくないという方はグレイシャーホワイトの1TBが出るまで様子をみるというのも選択肢となりそうですね。
ところで実際のところ500GBじゃ足りないのかといわれればそこまででもないのですが、これはユーザーの使用頻度によるところが大きいので一概にいえません。
私は現状PS4でやっているのは、
- FF14
- プラントVS.ゾンビ ガーデンウォーフェア
- バトルフィールド ハードライン
と、他ダウンロードタイトルをいくつかという感じでしたので、足りないということは全然ありませんでした。
ただ、録画をたくさんしたり、ダウンロードコンテンツやゲームタイトルをたくさんプレイされる方からすれば、500GBという容量は少し物足りなく感じるかもしれません。
色に特にこだわりが無ければ1TBのモデルをオススメしたいところですが、もしグレイシャーホワイトが気になっている場合は自分のプレイスタイルと相談になりそうです。
2016年から続々出てくるタイトルを遊びたいと思っている場合新型PS4は買い!グレイシャーホワイト狙いで我慢できるならば様子見も手
まだPS4を購入されていない方で、既に出ているゲームタイトルで遊んでみたいソフトがある、あるいは2016年前半に発売されるゲームで欲しいものがあるという方は新型プレイステーション4は買い時になっていると言って良いです。
また、2016年に登場予定のバーチャルリアリティ(VR)システム「PlayStation®VR(プレイステーション ヴィーアール)」という新しい要素も控えていますから、その下準備として一足早くPS4を体験しておきたい方はベストなタイミングでしょう。ちなみに私はサマーレッスンというゲームがとっても気になって(ry
ただ前述のとおり、まだグレイシャーホワイトの1TBモデルのアナウンスがないので、どうしてもPS4本体カラーは妥協したくない!という場合は、我慢できるのであれば様子見しておいた方が良いかもしれません。
いずれにしても来年は色々新しいタイトル・要素が追加されてきて、ようやく「コンテンツ出揃ってきたな」という感じですから、個人的に楽しみにしています。
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