メモリで有名なKingstonのゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud Silver HX-HSCL-SR/NA」のレビューについて。ノイズキャンセリングマイクも優秀です。
「HyperX Cloud Silver HX-HSCL-SR/NA」レビュー。密閉型ヘッドセットでノイズキャンセリングマイク搭載
今回は世界最大の独立系メモリモジュールメーカー「Kingston Technology」(キングストンテクノロジー)が展開するゲーミングブランド「HyperX」から、ゲーミングヘッドセット「HyperX Cloud Silver HX-HSCL-SR/NA」をレビューしていきます!
キングストンのゲーミングブランド「HyperX」とは
メモリメーカーのキングストンはパソコンを自作されたりする方はご存知のはず。そのKingston Technologyの事業部門として「HyperX」(ハイパーエックス)は2002年に設立されました。
米国カリフォルニア州ファウンテンバレーに本社を置いており、HyperXのブランドでヘッドセットやマウス。マウスパッドにキーボードなど多岐に渡るゲーミングデバイスを作っています。
HyperX Cloud Silver HX-HSCL-SR/NAの付属品一覧。マイク部分は着脱可能、メッシュトラベルポーチ付き
今回はその中から「HyperX Cloud Silver HX-HSCL-SR/NA」(ハイパーエックスクラウドシルバー)というゲーミングヘッドセットを詳しくレビューしていきます。
箱の中には衝撃吸収材にしっかりと保護された状態でヘッドセットが収まっています。
こちらがHyperX Cloud Silver HX-HSCL-SR/NAを箱から取り出した状態。
付属品は、
- HyperX Cloud Silver HX-HSCL-SR/NA本体
- 3.5mmステレオ&マイクプラグ(PC用延長ケーブル)
- ノイズキャンセリングマイク
- メッシュトラベルポーチ
- 取り扱い説明書等
これらのものが同梱されています。
このヘッドセットの特徴でもあるのですが、ヘッドセットのマイク部分は取り外しが可能なものになっていて、取り付ける場合は本体のキャップを外してそこに接続します。
例えば家ではスタンドマイクを使っているというときは、マイク部分を取り外すことで純粋なヘッドホンとして機能してくれます。少なからず自分の視界にマイクブームが入るのを嫌がる方もいるはずですから、使い分けができるのは嬉しいですね。
付属のキャリングトラベルポーチに入れるとこのようになります。
友人宅に遊びに行く際や、ネカフェ、大会など外へ持って行きたいときに持ち運ぶのが便利です。
ヘッドセットのカラーは3タイプが用意されていて、
- ブラック/シルバー
- ブラック/レッド
- ホワイト
の3種類となります。今回レビューするのは「ブラック/シルバー」のタイプ。
HyperX Cloud Silverのスペック。シンプルな密閉型のデザインで、アルミフレームと配線が干渉しないので耐久性が高い!
HyperX Cloud Silverのスペックは以下のようになっています。
HyperX Cloud Silver HX-HSCL-SR/NA | |
---|---|
イヤーカップ | 密閉型 |
ドライバー・サイズ | ネオジム磁石、53mm径 |
周波数応答 | 15Hz~25,000Hz インピーダンス 60オーム |
音圧レベル | 98dBSPL/mW (1kHz時) |
重量 | 309g |
マイク | 単一指向性ノイズキャンセリングマイク(着脱式) |
接続方法 | 3.5mmプラグ(4極)変換ケーブル付き |
音量・ミュートのコントロール | インラインオーディオコントロール |
価格 | 1万円前後 |
HyperX Cloud Silverは「密閉型」というタイプで、大きなイヤーカップが耳を丸ごと包み込んで装着するようになります。そのため、外部の騒音を遮断してくれるのでゲームの世界に没頭することができるわけです。
ゲーマー向けヘッドセットというとLEDが光ったり、派手なデザインだったりしすることが多いのですが、このヘッドセットはマットな金属質の仕上がりでシンプルなデザインとなっています。
イヤーカップ部分とヘッドバンド部分は柔らかい低反発素材となっていて、長時間付けていても耳が痛くなるようなことはありませんでした。
ちなみに私はメガネをかけているのですが、低反発素材のおかげかモダン(耳にかける部位)が食い込んで痛いというがなかったので、メガネっ子プレイヤーも安心です。
フレーム素材はアルミフレームとなっていて、耐久性にも優れています。個人的にとても気に入ったのは、ヘッドバンドからイヤーカップへの配線が外部に露出している点。
ヘッドセットによってはフレーム部分に配線が収納されているものもありますが、どうしても稼動箇所に線があると断線するリスクが高まってしまいます。
その点、クラウドシルバーは線が独立している分、稼動部との接点がないため断線リスクも低くなり耐久性が高いといえるわけです。
スピーカーの音質は53mm径のドライバから作り出される力強いサウンドが特徴ですが、特に低音だけが強調されるとかではなく、全体的にバランスの良い感じの音に仕上がっています。
また、密閉型のヘッドセットなので足音などの効果音をしっかり聞き取れるのはゲーマー的に嬉しいポイントでした。
マイクには単一指向性のノイズキャンセリングマイクを備えています。
実際のマイクの音質は冒頭のレビュー動画の方に録音したものがありますので、そちらを参考にしてみてください。
色々使ってみましたが、ゲーミングヘッドセットによくありがちな「スピーカー性能は良いのにマイクが残念」とはならなかったので、マイク性能も重要視したい方の要求にも応えられるのではないでしょうか。
オーディオコントローラ搭載、素早くミュート可能。3.5mm4極ピン接続が標準で、付属ケーブルでステレオとマイクに分岐
HyperX Cloud Silverにはインラインオーディオコントロールが付いています。ケーブルの途中に音量調節機能と、マイクのミュートスイッチがついているあれですね。
ゲーミングヘッドセットを選ぶ際に、結構重要視している方も多いのではないでしょうか。
手元でマイクミュートができると、例えば突然の家族が乱入事件(いわゆる親フラなど)といった事態になっても、素早くマイクをオフにできます。もちろんVCツールでオンオフはできますが、物理スイッチが付いている方が安心ですよね。
ハイパーエックスクラウドシルバーは最初からコンシューマ機に対応しているので、接続方法は3.5mm4極ピンが標準となっています。
これはPS4やXbox Oneなどのゲーム機に接続するときに使います。PS4であれば、この1本をコントローラに刺せばすぐにボイスチャットが可能になります。
パソコンでHyperX Cloud Silverを使いたい場合は、付属してくる延長ケーブルに差し込んで使います。3.5mmのステレオ端子と、マイク端子に分割できるのでこれをパソコンのサウンドカードに接続してください。
1万円前後で派手さは求めず、シンプルで頑丈な高品質ヘッドセットなら「HyperX Cloud Silver」を候補に入れよう
ゲーマーがヘッドセットを選ぶとき、やはり値段は重要な決断要素です。
もちろんお金をたくさんかけるなら良いものは簡単に手に入りますが、ゲーマーがそろえるゲーミングデバイスはヘッドセットだけに留まらないわけですから、やはりコストパフォーマンスも重要ですよね。
私もゲーマー向けヘッドセットは結構購入してきましたが、やはり1万円前後というのが1つの目安となる価格帯だと思っています。このあたりは値段の分の性能向上がとても得られやすいからです。
その分、各ゲーミングブランドから様々な機種が出ていて層の厚い帯域でもありますから、買う方は迷ってしまいます。(それも楽しいんですけどね)
今回レビューした「HyperX Cloud Silver」はちょうどこの価格帯に乗せてきている製品です。
他のメーカーのゲーミングヘッドセットはどれも派手なカラーリングやデザインだったり、LEDが付いていたりと目立つのですが、そういう点からするとHyperX Cloud Silverはちょっと地味です。
ただ、フレーム部分の金属質感やマット(つや消し)な仕様が落ち着いた高級感を作り出しています。
前述のとおり、配線のデザインなども含めて耐久性に優れているので、私はまさしくこのヘッドセットには「質実剛健」という言葉が相応しいかなと思います。
音質やマイク性能に関しても、値段に相応しいものになっていますから、「派手なやつじゃなくて壊れにくくて性能が高めのヘッドセットが欲しい」という方は、とHyperX Cloud Silverを検討してみてはいかがでしょうか!
【GearBest】HyperX Cloud Silver販売ページ:
https://www.gearbest.com/gaming-headphones/pp_868349.html
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