先日組み立てが完了し、完成した週刊ロビ。
今回はロビを動かすために必要なプログラムなどが入ったmicroSDカードのバックアップと復元について掲載します。
Win32DiskImagerを使って元の「ロビのココロ」のバックアップイメージを作る
前回の記事でも少し書きましたが、ロビの初回起動時のイベントは一度しか見ることができません。また、性格もそこで決定されるために何らかの事情で初期設定をやりなおしたいと思ってもできません。
もし壊れてしまった場合なども考えて、初期設定前の状態のイメージをバックアップしておこうというわけです。
ちなみにロビのデータのバックアップを取るということはおかしなことではないのですが、デアゴスティーニ側の想定している作業ではありません。
また、作業中にミスをすると原本のデータを消してしまうこともありますのでこれらの作業は全て「自己責任」のもとで行ないましょう!やくある注意書きってやつです。
では実際にバックアップを取るのに必要なものを用意します。
今回の作業では第70号についてきたmicroSDカード【ロビのココロ】原本のイメージを保存複製します。
バックアップに必要なものは以下のとおり。
- ソフトウェア : Win32DiskImager
- 第70号に付属してきた初期設定前の【ロビのココロ】microSDカード
- microSDカードリーダー
- PC
Win32DiskImagerを使ったイメージの作成についてはこちらのサイトを参考にさせていただきました。図解入りで非常に分かりやすいのでぜひご覧になってみてください。
イメージの製作手順は非常に簡単です。
- Win32DiskImagerをダウンロードしてインストールしておく
- どこでも良いので適当な名前の空ファイルを作り、拡張子を【.img】として保存します。私は「robi_kokoro.img」としておきました
- microSDカードリーダーで「ロビのココロ」を参照できるようにしておく
- Win32DiskImagerを起動する
- ImageFileのところにさっきの空ファイル「robi_kokoro.img」を選択する
- DeviceのところがmicroSDカードのドライブになっていることを確認
- この状態で【Read】ボタンを押す(ここで間違えてしまうとロビのココロ自体が消えますので絶対に間違わないでください)
- しばらく待ったら出来上がり!
注意すべき点は【Read】ボタンを押す点です。
「Read data From ‘Device’ to ‘Image File’」とありますが、デバイスに指定されている【ロビのココロ】のイメージを、先程の空ファイル【robi_kokoro.img】にバックアアップしているということです。
もしここでWriteを押してしまうと、空のイメージファイルが【ロビのココロ】を上書きしてしまってロビのココロは消滅します。絶対に間違ってはいけません……!
さて無事にイメージは取れたでしょうか?
1.85GB程度になるはずです。ロビのココロに使われているmicroSDカードの容量は2GBなのでほぼ容量いっぱいですね。
この状態であれば無事にイメージは取れています。
万が一ロビのココロに問題が生じても、またロビを復活させることができるでしょう!
【ロビのココロ】microSDカードをマスター版として保管しておき、別のmicroSDカードに復元したものを使用する方法
先程まではイメージをバックアップする方法でしたが、今度はこのイメージから復元する手順です。
ちなみに私は実際やってみたいというのもありましたが、空のmicroSDカードを買ってそれに先程のイメージをリストアしたものを使用しています。ロビのココロの原本は使用していません。
ここで用意するのは、
- バックアップしたイメージファイル
- microSDカードリーダー
- 空のmicroSDカード(容量2GB以上のもの)x1
です。
microSDカードは2GB以上のものであれば、規格が合えば問題ありません。
私は手元に余っているカードが無かったので、バッファローの【RMSD-BS4GB [microSDHCカード 4GB CLASS4 防水仕様]】というモデルのものを買いました。
CLASS4ですがまったく問題ないです。
復元の実際の手順は以下のようになります。
- カードリーダーに用意した空のmicroSDカードを差し込む
- Image Fileのところに先程バックアップした.imgファイルを指定する
- DeviceのところがmicroSDカードのドライブになっていることを確認(空のmicroSD)
- この状態で今度は【Write】ボタンを押す
- しばらく待ったら出来上がり
今回は「Write data in ‘Image File’ to ‘Device’」となっており、イメージのデータをカードに書き込みます。容量を確認すると使用容量が1.85GBとなっていると思いますので、ロビのココロが新たに誕生というわけです!
これで万が一microSDカードごと破損する事態になったとしても、イメージバックアップと原本のmicroSDは保管してあるのでいつでもロビを目覚めさせてあげることができるようになりました!
復元した方のロビのココロをマイコンボードスロットに接続して実際に動かしてみよう
あとはこのイメージを書き込んだmicroSDカードを、ロビのマイコンボードスロットに接続して、電源を入れてみましょう!
もし壊れてしまっても、復元できるという安心感があるとロビの目覚めもゆっくりと堪能できます。
恐らく最初はロビの質問に対して普通に答えると思いますが、あとあと性格を変えるために意図的に答えを変えてみて楽しむというのもアリかもしれませんね~。
当然ですが、ロビのココロのmicroSDカードや、バックアップしたイメージファイルは無くさないように大切にしておきましょう!
コメント
papy 様
初心者の些細なお問合せににも関わらず“一回初期化し、単純にコピー&ペーストしたもので動作確認”までして頂いた上でご丁寧にご教示頂き、心から感謝いたします。
ご多忙な中、有難うございました。
はじめまして。
ブログは毎号初心者にも解りやすく参考になり、拝見させて頂いています。
【ソフトウェア : Win32DiskImagerを使って元のmicroSDカード「ロビのココロ」のバックアップイメージを作る】の件で教えて頂けないでしょうか。
1.ソフトウェア : Win32DiskImager のダウンロード
in32 Disk Imager プロジェクト日本語トップページ ⇒ Win32 Disk Imager
≪最新ダウンロードファイル≫
・ Win32DiskImager-0.9.5-install.exe (日付: 2014-03-20, サイズ: 12.0 MB)
・ Win32DiskImager-0.9.5-binary.zip (日付: 2014-03-20, サイズ: 17.9 MB)
・ README.txt (日付: 2014-03-20, サイズ: 2.0 KB)
・ README.txt (日付: 2014-03-20, サイズ: 2.0 KB)
・qt-windows-opensource-5.2.0-mingw48_opengl-x86-offline.exe (日付: 2014-02-19, サイズ: 705.3 MB)
と、5点ありどれをダウンロードすれば良いのか皆目解りません。
2.拡張子は「.img」として保存する様 記されていますが、原本の拡張子は「.RM4(EeePCの軌跡/拡張子.RM4 テキストファイル)」との事。
素人には、原本をPCにコピーしてそれをそのままmicroSD(microSDHC)にコピーすると言った、単純な考えをします。
ソフトウェア : Win32DiskImagerをダウンロードし拡張子を「.img」にするのは、なぜなのでしょうか?
3.空のイメージファイルを作成
右クリックで「新規作成」-「テキスト ドキュメント(.txt)」を「〇〇〇.img」に代えると、
[名前の変更/拡張子を変更するとファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか]と確認の画面が出ます。
大丈夫でしょうか?
初心者ゆえ解らない事ばかりで悪戦苦闘・・・教えて頂けないでしょうか。
大変お手数をお掛けしますが、宜しくお願い致します。
はじめまして!
バックアップについてですがまず結論から書くとこの記事のやり方でなくてもバックアップ・複製はできます。
おっしゃるとおり方法は簡単で、「ロビのココロ」にある全ファイルをコピーしておいて、新しいmicroSDカードにコピーしたファイル群を移動するだけです。
私の方でも検証のため一回初期化して、単純にコピー&ペーストしたものをロビに差し込んで試しました。
特に問題なく動きましたので、ご質問の内容からするとこちらの方がオススメです。
記事のやり方ですと最悪データが消滅します。
ご質問のWin32DiskImagerについて。
バックアップと復元は上記の簡単な方法でできるので使わなくても問題ありません。
Win32DiskImagerはイメージをUSBメモリなどに書き込んだりすることが出来るソフトで、たとえばLinuxのライブUSBメモリだとかの作成が手軽にできたりします。
完全な複製を作ったりもできるので、Win上から見えないファイルなども含めて丸々バックアップを取りたいときにも有用です。
ロビのココロの場合、最初に書いたとおりファイル群を単純にコピペするだけでも問題なかったので、このソフトウェアは使わなくて構いません。