つい先日、日本マクドナルドホールディングスは商品メニューの価格戦略の見直しとして、値上げする方針が発表されましたね。
ところで、このフレーズは覚えているでしょうか。
「100円あったらマックへ行こう」
ハンバーガーが120円に!値上げの理由とは
FXなどをやっている方も多い世の中ですからご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、大きな要因のひとつは「円安」であるといえます。
ハンバーガーの材料となる小麦粉やお肉などを輸入するためにドルでお支払いするのですが、ドルに対して円が安くなると仕入れコストが上がってしまいます。
例えば1ドル78円から98円の間で見てみると、1ドルあたり20円も違います。当然大きな企業になればなるほど取引額も増えるので影響も大きいのです。
(すごく簡単に書いていますが実際はもう少し複雑です。また「円安」が悪いわけではありません)
それに加えて、お給料を上げたりするのに人件費も上昇しているため、商品の価格に転嫁することで収益性を向上させようというわけです。
時代と共に企業戦略も変化していくものですから、値上げするのも仕方ないのであります。
覚えていますか「100円あったらマックへ行こう」の合言葉。ハンバーガーなど値上げで100円マックのラインナップ減
以前マクドナルドのTVCMで「100円あったらマックへ行こう」というキャッチコピーが使われていました。
100円、1コインから注文が出来るということで、ちょっとした時間に気軽に立ち寄れる店にすることで集客率を高めようとする狙いでした。
まずは現在の100円マックのラインナップを見てみましょう。
画像出展元:日本マクドナルド公式HPより
上記の画像はこの記事執筆時点でのものです。
現在100円マックとして提供されているのは、
- ハンバーガー
- チキンクリスプ
- ジューシーシャカシャカチキン チェダーチーズ
- ジューシーシャカシャカチキン レッドペッパー
- ホットアップルパイ
- ソフトツイスト
- ドリンクSサイズ
- マックシェイクSサイズ(バニラ/ストロベリー/チョコレート)
- プレミアムローストコーヒー
- プレミアムローストアイスコーヒー
の10種類。(120円のチーズバーガーを除く)
そして値上げの対象となるのは以下の商品。
- ハンバーガー(100円から120円へ)
- マックシェイクSサイズ(100円から120円へ)
- ジューシーシャカシャカチキン(100円から120円へ)
- チーズバーガー(120円から150円へ)
10種類あった100円マックからハンバーガーとマックシェイクSサイズ、シャカシャカチキンx2の4種類が消えてしまいますね……。
シェイク好きだったなぁとしみじみ。
こうやってみると、やはり牛肉、乳製品の値上げが目立ちますね。
チキンクリスプが残ったのはさすがに100円のバーガーは必要だろうという判断でしょうか。
マクドナルドの商品展開の新名称は「バリューピックス」新商品のマックダブルも
値上げ値上げということばかり取り上げられているのですが、実は値下げされている商品もあります。
190円~230円で販売されていた「マックフライポテトSサイズ」は150円に値下げ、さらに新商品としてチーズにビーフパティを2枚サンドした「マックダブル」も190円で発売します。
マクドナルドでは今後「バリューピックス(Value Picks)」という名称で100円から200円の価格帯の商品展開をしてくるようです。
また420円~490円で販売されていた「ハッピーセット」についても410円~480円に値下げされるとのことです。
お子様と一緒にマックへ行く方には嬉しいかもしれません。
100円マック一部価格改定と新商品の展開は5月7日からとなっていますので、「100円マックのハンバーガー」の食べ納めをしておきたい方は急ぎましょう!
参考サイト一覧:
日本マクドナルド公式HP
日本経済新聞
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