実況動画作成者やゲーム配信者は表情を伝えることができればさらに面白いものを送り出すことができると思います。
でもそのために顔出しするのはちょっと……。そんな矛盾を孕んだ願いを叶えられるのが「FaceRig」というソフトのご紹介。
FaceRigとWEBカメラがあれば、自分の表情を読み取ってアバターが代わりに同じ表情をしてくれる!
ゲーム配信(実況動画含む)では、
- ゲーム内容だけ(マイク音声なし)
- ゲーム内容とプレイヤーの声
- ゲーム内容とプレイヤーの声、及びプレイヤーの表情(顔出し)
といった具合にわけることができます。
2番の【ゲーム内容とプレイヤーの声】がもっとも一般的な配信スタイルとなり、スタンダードといえるでしょう。
これだけでも十分なのですが、中にはそれに加えて顔出ししている方もいらっしゃいます。
顔出し配信は表情がダイレクトに伝わるため、たとえ言葉にせずとも視聴者にメッセージを送ることができるのが魅力ですね。
とても面白そうな配信方法なのですが、顔出しする必要があるために、やっぱりちょっと恥ずかしいなと感じる人もいるはず。
直接顔出しするのはやりたくない、だけど自分の表情は伝えたい。何を言ってるんだと。明らかに矛盾しています。
しかし、そんな矛盾を孕んだ配信者の願いを叶えることが実は可能なのです。
そう、FaceRigならね。
Steamで「FaceRig」を1,480円で購入。ウェブカメラで表情を読み取り、アバターを動かせる
FaceRig(フェイスリグ)はWEBカメラを使ってモーションキャプチャーを行い、ユーザーの顔の動きなどをアバターで再現させることができるソフトウェアです。
必要なものはWEBカメラとFaceRigのソフトだけ。
WEBカメラも3千円以下で販売されているようないわゆる低価格帯のもので十分。高級な機材は必要ありません。ノートパソコンならば標準搭載されているもので大丈夫でしょう。
私はこちらのWEBカメラを使っています。
AUSDOM ウェブカメラ FullHD(1080P)画質 ウェブカム 1/4.5インチCMOSセンサ200万画素 マイク内蔵 360度回転 AW615
AUSDOM |
FaceRigはSteamでのダウンロード販売で購入することができ、本体の価格は1,480円(16/07/17現在)となっており、大変お求めやすい!
プロモーションビデオを見れば、どのような使い方ができるか大体わかると思います。
実際のFaceRig設定画面はこのような感じ。
アバターの種類は色々あるのですが、ためしに猫を使ってみます。このようにちょっと上から目線の「ふうん。それで?」といったイラっときそうな勝ち誇った表情であるとか、
驚きのあまり口をぽかんと開けて眼を見開くといった表情も自由自在。
画像の白くなっているところには自分の姿が映っており、トラッキング状態が表示されています。
画像背景も多数用意されていますが、配信目的などの場合上記のように単一色に設定してクロマキーで使うのが良いでしょう。
顔を直接出さなくても、自分が今どんな表情をしているのかを視聴者に伝えられるのはすごいですよね。
「Live2D Module」を398円で買えば美少女やイケメンにもなれるぞ!
とても素晴らしいソフトなのにも関わらず、2014年12月発売なのに最近まで日本ではほとんど話題にもなりませんでした。その一番の要因がおそらくアバターの洋モノ臭がきついことでしょう。
犬とか猫とか動物系のアバターはともかくとして、
こういう某スタ○ウォーズに登場する緑のフォース使いみたいなののパチモンともいえなくもないようなアバターはどこに需要あるんですかねぇ……。といった具合。
男性女性キャラ、少しアニメ調っぽいアバターもいますが、若干惜しい。
そんな中、ついに2015年12月4日、FaceRig公式が2Dイラストをグリグリ動かせる日本製ソフトウェア「Live2D」を利用するためのモジュールを公開しました。
ご覧いただけただろうか、美少女である!これだよ!これを待ってたんだよ!(ガタン
こちらのモジュール、「FaceRig Live2D Module」といって、これもSteamで購入することができます。お値段はなんとたったの398円(16/07/17現在)という低価格。
FaceRig本体とセットで買っても2千円以下で買えてしまうのですから驚きです。
つまり、つまりですよ。WEBカメラが既にあるなら、2千円払えばみんな美少女にだってなれるってことなんですよ!それがたとえおっさんであっても!
このLive2D Moduleができたおかげで、今まで話題に上らなかったFaceRigが人気を集めるようになり、そこから動画や配信などでも見かける機会が増えました。やはり絵柄というのは大事ということでしょうか……。
Live2D Moduleを導入すると、他のユーザーさんが作った2Dモデルを使うことができたりするので、幅がグンと広がりますから「FaceRig」と「FaceRig Live2D Module」をセットで買うことをオススメします!
FaceRigはユーザーの動きや表情をアバターが代わりに表現してくれるという、まさに配信者にぴったりのソフトウェアだといえますね。
導入コストも安く済みますから、実況動画や配信などを行っている方は試してみてはいかがでしょうか。
Steamの販売ページ:http://store.steampowered.com/app/274920/
次は実際の配信の際、FaceRigで必要な設定などを書いてみたいと思います。
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