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【ニンテンドースイッチ】ダンボール製の周辺機器!「ニンテンドーラボ」は原始的な遊びと工作の最新版

ニンテンドースイッチ向けに、なんとダンボール製の拡張キットが登場!その名も「ニンテンドーラボ」、任天堂の意欲作が4月20日発売されます。

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ニンテンドーラボは段ボール製の拡張機材。自分で作れて遊びの幅を広げることができる「遊びの原点」に立ち返る

世界中で目覚しい売れ行きを誇っているニンテンドースイッチ。その拡張キットとして、近く任天堂が出してくるのが「ニンテンドーラボ」というダンボール製の周辺機器です!

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引用元:任天堂

革新的な遊び方を常に追及してきた任天堂ですが、いったいダンボール製の拡張機器とは・・・・・・?

私はダンボールという言葉だけを聞いて真っ先に思い浮かべたのは、スマホ用にもある簡易VRキットのようなものでした。これなら既に類似品もあるので、同じようなものだろうと思っていたのですが、やはり任天堂、予想の斜め上を行ってくれました。

まずはこちらの動画を見てみてください。見れば「なるほど」と、任天堂が何をやりたいと思ってこれを発売するのかが伝わってきます。

ニンテンドースイッチの特徴にあったマイナス面をすべてプラスに転化した意欲作

私は以前にもニンテンドースイッチの感想として、「子供向けのゲーム機ではないのでは?」ということを書きました。もちろんここで言う「子供向け」は良い意味でのことです。

ニンテンドースイッチ最大の特徴でもある本体とコントローラ部を分離できるという仕組み上、どうしても耐久性の面といった部分のデメリットが目に付いてしまったからです。

また、遊ぶソフトや遊ぶ環境によるというのは理解していますが、携帯モードにしても、据え置きモードにしても、一度その形式で遊ぶことに慣れてしまうとあまり頻繁に形状を変更しないのではないかと思うわけです。

私もそうですが、特に据え置きモードでのプレイがほとんどの場合はコントローラのシェアをするのも極稀であり、プロコンを使う人はなおさらでしょう。

そうなると「正直そこまで分離できることにメリットを感じない・・・・・・?」と思ってしまうのも仕方のないことといえます。

しかし、ニンテンドースイッチ発売から1年が過ぎようとするまさにその瞬間、Nintendo Switchに懐疑的なユーザーの頬をぶっ叩くような刺激的な商品を任天堂がぶっ込んできたのです。それが「ニンテンドーラボ」でした。

「ダンボール製で自分で組み立てる。ニンテンドースイッチを突っ込んで遊ぶ拡張機器」なんていうインパクトありすぎなコンセプト。最初は「任天堂ご乱心か!?」とも思ってしまったのですが、よくよく考えると非常に上手くできているんです。

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例えば動画にもあったダンボールのピアノ、ロボットはニンテンドースイッチの右コントローラーについているカメラを使ってどの鍵盤が押されたか、どの部位を動かしているかというのを検出しています。

バイクのスロットルや釣竿のリールはコントローラのモーションセンサーによる傾き検出、虫っぽいラジコンはバイブレーション機能を利用した「紙相撲」なわけです。

これらのことはすべて、ニンテンドースイッチ自体が分離してバラバラになれるからこそできる芸当で、他のゲーム機には決して真似できないものでしょう。

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また、素材がダンボールであることで製造コスト的な面から見ても有利ですし、多少乱雑に扱って壊れてもガムテープなどで修復が容易。色を塗ったりすれば自分だけのオリジナリティを出せるんですね。

私はこれを見たとき、「ニンテンドースイッチにあったデメリットに思える点を、全部ひっくり返されてカウンターパンチを食らった」ような印象でした。

ニンテンドーラボで親子で一緒に工作!子供向け?「お前も子供になるんだよ!」ある意味反証的なダンボール

今の本当に若い世代の子たちはやったことがあるかわかりませんが、「オレ、ナウでヤングだから」と若さを主張しているワカモノはダンボールや割箸、磁石などを使って遊び道具を工作したことがあるのではないでしょうか。

割箸の輪ゴム銃だったり、糸の先に磁石を付けた竿とクリップを付けた魚型の紙で釣りごっこ。指でトントン叩く紙相撲など、そういった遊びが色々ありました。

今回のニンテンドーラボを見てみると、それらの非常に「原始的な遊び」をダンボールという素材と、ニンテンドースイッチというハイテク技術の詰まった機械でリメイクされているということに気付くでしょう。

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ここまできて、「それ耐久性のこと考えてプラスチック製じゃだめなの?」などと野暮なことをいう人はそうそういないはず。

もちろん任天堂ですからプラスチックでも出せるでしょうが、ダンボールにこだわったのはハイテク機器とは縁遠く思える素材とが織り成すギャップを楽しんでもらおうという意図が見えます。

拡張キットとしてダンボールを組み立てるのに、説明書がスイッチ本体だというのもこれまたシュールで面白い。

「工作」が楽しいコンテンツ?大人が子供化するかもしれない。アンチテーゼで挑戦的な「Nintendo Labo」

ニンテンドーラボは自分で作るという「工作」の過程もコンテンツの一部となっています。素材がダンボール製ということもあって、キットを組み立てる様はただの作業ではなくて、「おもちゃの工作」が相応しい表現でしょう。

お子様のいる方ならば、子供と一緒に作ることで共同制作で楽しめますし、作っているうちに自分の方が懐かしくなって童心に戻ってしまうかもしれません。

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子供と一緒に作ることも最初から想定されているのか、色を塗ったりデコレーションして自分だけのおもちゃを作れるようにしているあたりが任天堂、何ともにくいやつです。

ニンテンドーラボに対する意見は色々ありそうですが、ニンテンドースイッチに対してユーザーからよくあがる「分離できるメリットが少ない」「どちらかというと大人向け」「家族でワイワイ感がない」といった声を汲み取った上での、ある種のアンチテーゼ的な商品だといえるかもしれません。

世の中がVRだの何だのと盛り上がっている時期に、最新ゲーム機の拡張パーツとしてダンボール製品をねじ込んでくるのは相当なチャレンジでしょう。大方の予想を裏切る方向に走るからこそ革新的な遊びが生まれるのかもしれません。

「Nintendo Labo」の発売日は4月20日。Toy-Conとして今後種類が増えそう。価格はソフト+材料費と見れば妥当か

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引用元:任天堂

ニンテンドーラボは2018年4月20日(金)が発売日となっていて、現在既に、

  • Toy-Con 01「VARIETY KIT」
  • Toy-Con 02「ROBOT KIT」

の2つの種類の発売が決定されています。

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引用元:任天堂

ニンテンドーラボの値段は、「バラエティキット」が6,980円「ロボットキット」が7,980円となっています。

素材がダンボールということもあって少々高いのではと感じてしまいますが、専用ソフトと素材代を考えれば妥当なのかもしれません。

任天堂の意欲作ということもあり、ニンテンドーラボは中々話題性があります。私もちょっと欲しいかなと思ってしまったのですが、組み立てるとどれもかさばりそうなものばかりですから、まず置き場所を考えないといけませんね……。購入予定の方はその点も考慮しておきましょう。

ニンテンドーラボの種類は今のところ2つだけですが、今後さらに増えていくことが予想されます。どのように展開されていくか、注目ですね!

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