29日に放送された某番組ないで紹介されたサイバークリーン。Windowsキーまで変化させるほどの効果は本当にあるのでしょうか?実際に試してみました。
某番組で捏造疑惑が出たアイリスオーヤマのサイバークリーン。さすがにWindowsキーを変化させるのは無理
11月29日に放送されたTBSの某番組内で紹介されたアイリスオーヤマの「サイバークリーン」。放送されるやいなや、あっという間に話題になってしまいました。本来とは別の方向で。
「汚いでしょテレビ局って」発言の後に本当にテレビ局が汚いことを思い知らせていくスタイル #マツコの知らない世界 pic.twitter.com/h52agdcGS2
— 社畜(カローシのすがた) (@heatleom) 2016年11月29日
某とか言いながら思いっきり引用ツイート載せちゃいますが、ことの詳細は画像を見ればわかるとおり、捏造疑惑が生じています。
サイバークリーン(CyberClean)はお掃除用のスライムで、埃や汚れを吸着してきれいにする商品なのですが、番組内でサイバークリーンで綺麗にしたとされるキーボードのBefore・Afterに違和感がありますよね。
画像を良く見るとWindowsキーが全然違うものになっているのがわかります。つまりこのキーボードは同一のものではなく、綺麗になったように見せかけるためのやらせなのではないかという疑惑により、ネット上で炎上してしまいました。
どう頑張ってもキーボードの印字まで変化させちゃう力はサイバークリーンにはありませんから、まあこれはやらかしちゃった感じですね……。
サイバークリーンレビューと実際の効果。細かい埃などを吸着するのが本来の使い方。除菌効果もあるのが嬉しい
さて、じゃあ実際にどのくらい掃除する能力があるのかという点が疑問です。実際に購入して試してみることにしました。
もちろん、以下の内容には嘘偽りはございません。キーボードは同一のものです!(笑)
サイバークリーンを使用するには、まず内側にはフィルムを剥がします。
キャップ部分は回して取りはずせます。
「ボクはわるいスライムじゃないよ」
これがサイバークリーン本体です。ひんやりとしたスライムでムニムニプルプル感があってちょっと気持ち良い。
サイバークリーンは埃を吸着するだけでなく、除菌もできる優れものなのですが、少々独特なニオイがします。
ケミカルチックな酸っぱいような爽やかなような何かしらのニオイです。私はそこまで気にしませんでしたが、気になる方は苦手なニオイかもしれません。その際は換気しながら作業すると良いでしょう。
サイバークリーンの使い方。キーボードの溝に押し込んで埃を取るが、やりすぎると千切れる
今回サイバークリーンを使用するキーボードはこちら。筆者愛用の東プレ「REALFORCE 108UBK」です。
目立った汚れは特にないのですが、キートップの側面についた細かい埃が手強い相手です。掃除機やエアダスターでも取ることができず、かといって全キートップを外して水洗いするのも面倒という絶妙なライン。ぐぬぬ……!
こいつをサイバークリーンに何とかしてもらおうというわけです!
使い方はいたって簡単。キーボードの溝にスライムが入っていくように、サイバークリーンをぐいっと押し付けて伸ばしていきます。
このときの注意点なのですが、サイバークリーン自体は割と簡単に千切れてしまいます。そのため、押し込みすぎるとキートップの裏側に引っかかってその部分が残ってしまうことがあります。
ですから、あまりに力を入れすぎると千切れた部分を救出できなくなるので、加減が必要です。
目安としては、手のひらで押し込んだときにキートップ部分が薄っすらと見えるくらいで止めるとちょうど良い感じで溝にフィットしてくれるでしょう。
キーボードをスライムで覆っては剥がして折りたたみ、また覆ってと繰り返していくと……、
このようになりました!
いかがでしょうか、側面の細かい埃が取れて綺麗になっているのがわかりますね!
長らく側面に付着した埃をどうしようかと悩んでいましたが、このスライムのおかげで解決することができました。
お菓子の食べかすが散乱してるとか油汚れでギトギトじゃない限り、サイバークリーンは理想の掃除アイテム
実際にサイバークリーンを使ってみて、効果の程がわかりました。
まず前提として、サイバークリーンはどんな汚れでも綺麗にできる魔法のアイテムではありません。もっとも得意とするのは埃や小さなゴミなどを吸着、除去することです。
ですから、お菓子や食べかすなどが大量に散乱していたり、こびり付いた手垢や、油汚れがギトギトだったりする場合は、サイバークリーン本来の性能を発揮するのは難しいかもしれません。その場合素直にキートップ外して水洗いした方が良いです。
おそらくサイバークリーンが最適なユーザーは、
- キートップ部分は定期的に表面をアルコールなどで拭いている
- 目に見えてひどい汚れが付いていない
- 比較的高額なキーボードを使用している、または手放せないキーボード
- ゲームパットなどの凹凸が多い機材表面を綺麗にしたい
このあたりじゃないかと思います。
サイバークリーン自体の値段が、プラスチックボトル入りのものでおよそ1,600円程度となっているので、格安キーボードを買い換えて使っている方は、キーボードを新調した方が安く済むかもしれません。
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ゲーマー向けの多機能なキーボードや高額なもの、あるいはとても思い入れがあって買い替えできない場合であれば、サイバークリーンが最良の選択となるでしょう。
テレビの一件でAmazonレビューなどは炎上しているが、商品自体は良いものだ
サイバークリーン自体は良いものなのですが、某テレビ番組のせいでケチが付いた格好になってしまい、Amazonのレビューも炎上気味になっています。
個人的にはとても満足のいくものだっただけに、今回の一件で不当な評価を受けてしまうことになったのは非常に残念です。
このレビューに書いたとおり、商品自体の出来は良く、かゆい所に手が届くといった感じの便利な掃除道具ですので、キーボードなどの細かい埃やゴミを何とかしたいという方はぜひ使ってみてください。
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