3.0にアップデートされてから劇的にスキル回しが変わったジョブの黒魔道士。
拡張後初のエンドコンテンツである機工城アレキサンダー零式もひと段落ついたので、黒魔の運用について色々考えてみます。
エンドコンテンツにおけるスタート時スキル回し色々。激成魔をどこで使うかがかなり重要なポイントだ
黒魔道士のスキルについての紹介や基本はこちらの記事で書いてあります。
https://arutora.com/7521
それを踏まえた上で、今回はエンドコンテンツをプレイする上で黒魔道士が知っておきたいポイントなどを復習も兼ねて書いてみます。
ボスとの戦闘開始時にどのスキルからスタートさせるかというのはよく話題にあがりますが、2.x時代までと違って正直どれが正解というのは無いと思います。
3.0からは新ジョブが加わったこともあり、PT構成の幅が増えましたがそれによって黒魔の運用にも差が出てきており、必ずこのスキルからスタートすれば良い、というのは難しいからです。
どのスタート方法が一番良いということはないというのを前置きした上で、有名どころの開幕スキル回しを見ていきましょう。
私も良く使う2種類を例にあげてみました。
※一部バフ系スキルは多少順序が変わる場合があります
激成ファイアスタート
一般に激成ファイア(激ア)スタートといわれる方法です。
初手激成魔からはいって、ファイアを打ち込むことで確実にファイガprocを生み出してからスタートさせる方法です。
この激成ファイアスタートは、
- 激成魔
- ファイア
- エノキアン
- procファイガ
- 猛者
- 黒魔紋
- ファイジャ
- ファイジャ
- ファイア(proc 40%)
- ファイジャ
- ファイジャ
- コンバート
- ファイア(proc 40%)
- ファイジャ
- (引けていればproc ファイガ)
- ブリザガ
という感じになります。
このスタートのメリットはなんと言っても序盤から移動距離がかなり稼げる点。
特にアレキ零式3層の黒の立ち居地が9時周辺の場合スタート直後移動距離があるため、この手の場合有効な手段といえます。
激アでprocファイガを撃ったあとに次のファイジャが詠唱できるようになるまでの間にスプリントで移動しながら猛者や黒魔紋を使うことができます。私もよく使いますが慣れるとかなりオススメ!
迅速魔が取っておいてあるので、迅速ブリザジャでエノキ更新も移動しながら行えます。
ただし、デメリットもあります。
まずサンダーを最初に挟めていないので、サンダーprocが狙えない点と、コンバートを使っても2回目のファイアの時点でprocファイガが引けなかった場合、AF維持のためファイジャが5発になります。
ただこの場合AF維持の後のファイガprocの可能性もあるため、一概にこのスタートがdps的に劣るという訳でもありません。
ブリザガサンダースタート
2.x時代から続く伝統のあるブリザガスタート。
3.0でもまだまだ現役!
さてこのブリザガスタートでは、
- ブリザガ
- 迅速サンダガ
- エノキアン
- ファイガ(半詠唱)
- 猛者
- 黒魔紋
- ファイジャ
- ファイジャ
- 激成魔
- ファイア(確定proc)
- ファイジャ
- ファイジャ
- proc ファイガ
- コンバート
- ファイジャ
- ファイジャ
- ブリザガ
このスキル回しの特徴はなんと言っても序盤からサンダーdotを撃ち込める点。そして激成魔をAF更新前のファイアに付けられるので、procファイガによる「ファイジャ6発」が確実に撃ち込めるのがメリットです。
デメリットとしては迅速魔を最初で使ってしまうため、もしループ中に不測の事態が起きてブリザジャ更新を即行わなければならないときに、迅速魔に頼ることができません。
迅速サンダガのときに割と移動距離も稼げたりしますので、不動である必要はないのですが、虎の子の迅速を最初に使うために、ブリザジャ更新のときにAoEなどが来るとピンチになることがあります。
滑り撃ちって本当に有効?動き出せるタイミングは半詠唱や黒魔紋次第で違うが、慣れておいて損は無い!
通信ラグの都合上もあって、詠唱バーが完全に0.00になる前に動き出すと、移動しながらスキルを撃つことができます。
この滑り撃ち(移動撃ち)と呼ばれるテクニックは黒魔道士のみならず、キャストタイムのあるジョブならばヒーラーなども含めて、エンド勢は無意識に良く使っていると思います。
特に黒魔道士は即発スキルではなく詠唱スキルが主力となるため表面化しやすいのだと考えています。
まず滑り撃ちについて誤解されることがたまにありますが、これを駆使したところで先行入力を潰さずに動ける距離は2m程度が限度であり、自由に動き回れるわけではありません。
なので例えばAoEをギリギリで避けたり、ギミック処理の際の移動を少しでも吸収したいといった非常に限定的な使い方がメインとなります。
あまり意味なさそう?と思われるかもしれませんが、エンドコンテンツへ挑戦を考えているのでしたらぜひぜひ使いこなしていただきたいところです。
滑り撃ちの基本を覚えよう!詠唱速度によって随分変わってくる
先行入力というのはリキャストが終了する直前にスキルを入力しておけば、タイムロス無く次のスキルが使えるようになるものです。大抵はスキル連打しておけばタイミングを気にすることは早々ありませんが、滑り撃ちをしようと思うとそう簡単ではなくなります。
滑り撃ちのメリットは、詠唱が完了するよりも少し早く動くことで移動と攻撃を一度に行える点です。
しかし、移動距離が長すぎると次のスキルの先行入力がキャンセルされてしまうために、結局dpsが低下する要因にもなります。
まずは木人を相手に、
- 残り秒数何秒で移動開始すれば滑り撃ちになるか
- どの程度の移動なら先行入力を無駄にしないですむか
の2点を徹底的に練習しましょう。
練習の方法としてオススメなのはやはり木人殴り。
ハウジングの庭やフィールド上にある木人相手に、ファイアをはじめとしたスキルを撃ちこみ、詠唱バーが残りどのくらいになったら動き出せるのかをまず手に覚えさせましょう。まず確実に滑り撃ちができるようになるまで練習です。
この滑り撃ちのタイミングは詠唱速度によってかなり変わってきます。
例えばUB3からの半詠唱ファイガの場合や、黒魔紋でスペルスピードが大幅に上昇している場合などは通常よりももう少し早めに移動しはじめても詠唱キャンセル無しに移動できます。
詠唱スキルによっても多少差があるため、色々なスキルを使ってみて感覚を覚えましょう。
滑り撃ちの移動距離は2m程度が限界。距離を把握すべし!
滑り撃ちが確実にできるようになったら、次は先行入力を潰さないギリギリの距離を見極めましょう。
召喚士のシャドウフレアの範囲が5mとなっていますのでこれを基準にしてみてみます。
Sサイズのハウスの場合ちょうど庭の幅が5mくらいですね。
上手くやれたとしても、先行入力を潰さないで移動できるのはこの半分以下になります。
およそ2m程度が実用的な範囲なのではないかなと思います。
こうしてみるとたいして移動できないように見えるかもしれませんが、エンドコンテンツで即死床範囲などを避けるには十分な距離です。
特に魔紋の中で床範囲を避けるケース、例えばアレキ零式3層のプロティアンウェイブなどでも有効です。
先行入力を潰さないで滑り撃ちを繰り返すのは結構難しかったりするのですが、出来るようになるとエンドコンテンツでは必ず役に立ちますので、空いた時間にでもぜひ練習してみてください。
ブリザジャは詠唱に3秒はかかるのでエノキの残り秒数には注意。場合によってはトランスでUB1にしてでも撃つべし
ブリザジャを着弾させることでエノキアンが更新されますが、このブリザジャに悩まされるプレイヤーも多いはず。私もたまに失敗することがあります……。
スペルスピードにもよりますが、現状キャストタイムが2.8秒ちょいになるはずです。
ただ詠唱完了後に更新されるのではなくて、「敵に着弾」しないと更新されない仕様なので、そのタイミングも考慮すると最低でもエノキとUBは3秒は絶対必要です。
3秒きったらもう通常の詠唱では間に合わないので迅速ブリザジャへ切り替えましょう。
ちなみに迅速ブリザジャを使っても、残り1秒を切っているとブリザジャのエフェクトと音は途中まででるものの、
「シュルルルルッ(音) → キャンセル → は?」
という残念なことになりますので、とにかく残り秒数には注意したいところです。
また、エノキアンとUB状態であることがブリザジャ発動の条件ですので、このUBは3じゃなくて1の状態でも大丈夫です。
ファイジャループから反転させてブリザガを撃つ時間が無いときは、トランスしてUB1の状態でブリザジャを優先させると良いでしょう。
3.0から随分とアドリブが必要となるテクニカルなジョブに変貌した黒魔道士ですが、扱えるようになってくるととっても楽しいので、これから黒魔道士をはじめようとする方もぜひ頑張って練習してみてください!
合言葉はやっぱり、「エノキがあればファイジャが撃てる!」です!
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