「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」での「ふいうち」という技の仕様や優先度、そして失敗する場合についてです。
「ふいうち」は優先度+1の技。優先度+2以上では必ず失敗する他、同一優先度であっても元々の素早さが足りなければ失敗となる
ポケモンSVで登場するポケモンの中で「ふいうち」を覚えることができる最終進化ポケモンは30種類以上もいて、この技自体も非常に強力であるためランクバトルなどでは多用される傾向にあります。
相手が攻撃技を選択していれば、素早さに関係なく強力な先制攻撃を撃てるため、ポケモンバトルにおける読み合いでも重要な技となります。
しかし、この「ふいうち」は仕様をよく理解しておかないと失敗することがあります。今回は意外と知らない技優先度とふいうちの仕様を見ていきます。
わざ優先度と「ふいうち」の効果!相手が攻撃技を選んだときだけ発動する強力な先制技だが優先度に注意が必要
「ふいうち」のわざの効果 | |
---|---|
分類 | ぶつり |
タイプ | あく |
威力 | 70 |
PP | 5(最大8) |
命中 | 100 |
対象 | 1体 |
効果 |
|
まずは「ふいうち」の効果や技のおさらいです。
そんなの知ってるよ!という方の中にも、わざ優先度までしっかり意識している方は少ないかもしれません。
ふいうちは相手が攻撃技を選択していれば、すばやさに関係なく必ず先制攻撃できる技なのですが、この(優先度+1)という部分が重要です。
ポケモンには技の優先度というものが設定されていて、この仕組み自体初代からあるのですがポケモンが増えていくにつれて優先度もより細かく設定されるようになりました。
第九世代となる「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」では優先度は【+5】~【-7】まで存在します。
例えば「まもる」と「でんこうせっか」は撃ち合ったらどうなるかはイメージしやすいと思います。結果は当然まもるの方が先に発動してでんこうせっかは無効化されますよね。
これは両方先制技ですが、まもるの方が先に発動するのは優先度が+4に設定されているからで、+1のでんこうせっかでは絶対に勝てないわけです。
ここで話をふいうちに戻しますが、ふいうちの優先度は先ほど述べたように+1になります。
そのため、相手が攻撃技を選んでいたとしても優先度が+2以上である「しんそく(優先度+2)」や「であいがしら(優先度+2)」、「ねこだまし(優先度+3)」に対しては絶対に先手を取れません。
これを撃たれた場合、ふいうちの条件である「相手が優先度等により攻撃を終了している場合は失敗する」に該当してしまうため、ふいうちは必ず失敗するというわけです。
ランクバトルシーズン1の環境だと、特にしんそくカイリューやウインディがよく登場する印象ですが、これらのポケモンに対してはふいうちの弱点を突かれてしまいます。
相手がしんそくを持っているかどうか、あるいは相手が優先度の仕組みを理解しているかどうかなども読み合いが重要なところでしょう。
同じ優先度で先制技を撃ち合った場合はどうなる?相手のすばやさが高いとき「ふいうち」は失敗する
先ほどはわざの優先度で相手が勝っている場合にふいうちが必ず失敗するということでしたが、「じゃあ同じ優先度の先制攻撃技を相手が撃ってきたらどうなるの?」と疑問に思うかもしれません。
この場合はすばやさが影響します。
実例として「こおりのつぶて(優先度+1)」と「ふいうち(優先度+1)」を撃ち合った例で見てみましょう。
相手のパルシェンはすばやさ種族値70で、こちらのドドゲザンはすばやさ種族値が50です。ドドゲザンは素早さを上げていないので元のすばやさはパルシェンの方が早いです。
ここでふいうちを選択しても、こおりのつぶてと同じ優先度であるため優先度が同じだった時はポケモンのすばやさが判定材料になります。
パルシェンの方が早いのでこおりのつぶてが先に撃たれました。
こうすると相手の攻撃技が既に終了してしまったということになるので、当然こちらのふいうちは失敗してしまうということになります。
このようにふいうちはその特性や仕様をちゃんと理解していおかないと、意外なところでプレイミスを犯してしまうことがあります。
ちなみにこの後このパルシェンに3タテされました。
このように3体1の状況から一気に逆転負けすることもあります。このふいうちミスがなければ勝っていたので、仕様の把握がいかに重要かわかりますね。
また最終的な先攻・後攻を判断する材料にもなるポケモンの素早さも重要な要素ですから、こういったことも考えてポケモンの育成方針を決めていきましょう!
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