全体的にSSDの価格が下落傾向ですが、2月にCFDから2.5インチSSDの新モデル「CG3VX」が発売されました。実際購入してみたのでレビューしていきます。
CFDの低価格2.5インチSSD「CG3VX」は240GB/480GB/960GBの3モデル。TBW量も多くMTBF200万時間、保証も3年ついている
自作PCユーザーにはメモリなどでお馴染みのCFDから、19年2月に新しい低価格帯2.5インチSSDの「CG3VX」シリーズが登場しました。
エントリーモデルとしての位置づけでコストパフォーマンスに優れており、
- 240GB「CSSD-S6B240CG3VX」
- 480GB「CSSD-S6B480CG3VX」
- 960GB「CSSD-S6B960CG3VX」
の3つの容量別のモデルを展開しています。
今回はおそらく一番選ぶユーザーが多いであろう480GBモデルを購入したので、実際に使ってみてのレビューをしていきます。
箱は非常にシンプルで説明書や付属品は一切ない。保証書は箱の裏面。プラスチック製外装の2.5インチSSD
こちらが実際のSSD本体。箱の中にはプラスチックパッケージに入ったSSD本体が入っているだけで、ネジなどの付属品や説明書などは一切入っていませんでした。
価格についてですが、この480GBモデルは4月22日現在で最安値が6,445円となっています。
ここ半年程度でずいぶん値下がりしたSSDですが、ほんの1年前と比べると驚くほど安くなっていてびっくりします。
保証書に関しては外箱の裏面に印字されているタイプなので、外箱は納品書とセットで捨てないで取っておいた方が良いでしょう。
ちなみにメーカーの保証期間は購入日から3年となっていて、この価格帯では抜群の長期保証といえます!
SSDの筐体はプラスチック製のもので、放熱性は高級なアルミ製には劣りそうですが、PC内のエアフローでカバーすれば特に問題ありません。見えないところですし見た目の高級感よりも性能と価格が重要です!
CrystalDiskMark 6によるSSDのベンチマーク。転送速度はリード最大550MB/s、ライト最大510MB/sとなっている
定番のディスクベンチマークソフトの「CrystalDiskMark 6」による実際の計測結果は上記画像のようになりました。
公称値では
Sequential Read (Max) | 550 MB/s |
---|---|
Sequential Write (Max) | 510 MB/s |
このようになっていますので、ほぼスペックシート通りの性能になっていました。
「CG3VX」シリーズの耐久性は?普通に使う分にはTBWも多め、MTBF(平均故障間隔)は200万時間!保証も3年あるのでまず問題ない
SSDはシステムドライブとして使うことが大半ですが、気になるのはその寿命についてです。低価格なのは良いですが、やはり耐久性は高くないと困りますよね。
今回レビューのSSD、480GBの「CSSD-S6B480CG3VX」だと、その寿命については公式に以下のようになっています。
TBW |
|
---|---|
MTBF | 200万 時間 |
保証期間 | 3 年 |
TBWは「総書き込み容量」のことで、SSD特有の書き換え可能回数制限の指標です。実際にSSDが消耗するまでの書き込み可能なデータの容量のことで、上記のように容量別によって異なります。
いずれも一般ユーザーが現実的に考えて利用する範疇では全く問題ない容量です。
MTBFは平均故障間隔のことで、信頼性の指標として扱われますがこちらも200万時間という数字になっています。200万時間というとおよそ228年に相当するので、まああくまで指標として捉えたとしても耐久性は高いといえます。
加えてメーカー保証が3年付いていますから、この価格帯と内容だと文句なしかなといったところです。
CFDの「CG3VX」シリーズは初SSDデビューや古いノートPCのドライブ交換などに最適かもしれない。PS4の外付けなどにも使えそう
今回選んだ2.5インチSSDは最近発売されたばかりであまり情報も出回っていなかったのでちょっと人柱的なところもあったのですが、結果としては大満足のSSDでした。
NVMeや他メーカーの上位モデルなど、上を見れば切りがありませんが、現実的なラインで安価に入手できる2.5インチSSDとしてはかなり優秀ではないかと思います。
価格が安いので初めてHDDからSSDへ移行する人にもオススメできますし、古くなったHDDのノートパソコンをSSD化する他、PS4などのゲーム機にSSDを搭載するのも良さそうです。
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