現在クローズドβ中のネクソン新作MMORPG「Tree of Savior」。
今回はボス戦闘などでの動きやゲーム全体の作りを見ていきます。
ギミック予習がなくても分かりやすい仕掛けと攻撃予測エフェクトがあり、ジャンプ回避もできるのが魅力
ToSはストーリークエストを進めていくと、その道中でボスと戦闘になることが多々あります。
「いよいよボス戦だ……!」と気構えるタイプではなく、クエストを進めていると突然ボスが出てくる感じで戦闘が始まります。
実際にボス戦になると、周囲のマップは変わりませんが、その空間だけID化するようなイメージで自分(自分のPT)とボス以外は表示されなくなります。そのため横殴りなどが発生することはありません。
さて、このボスなのですがもちろん他の雑魚モブに比べれば強いものの、基本的にソロプレイでも余裕で倒せるように設計されています。
ボス戦となれば「ギミック予習しなくちゃ……」と思うかもしれませんが、そんな心配はいりません。敵の攻撃が非常に分かりやすく、実際に見れば次は簡単に避けられます。
上記画像はストーリーを進める上で登場するボスの1つです。
ボスは直接攻撃の他、範囲攻撃などのスキルを使って攻撃してきますが、基本的に着弾位置や攻撃範囲はこのように赤い円で表示されます。
床凝視して範囲避けるゲーム……?といえば某ゲームが思い浮かぶ方も多いでしょうか(笑)
範囲を避けるという部分では確かに共通していますが、ToSの面白いところはなんといっても「ジャンプで回避できる」という点でしょう。
敵の攻撃の種類によりますが、例えば地面を伝ってくる衝撃波のような攻撃は直前にジャンプすることで回避することが可能。
勿論振り下ろし型であったり、突き上げであればジャンプしてもヒットします。攻撃の種類によって回避動作を変える必要があるので、必ずしも「ジャンプ回避ありき」とはならないのでバランスは取れている印象。
その他ギミックも多数存在しています。
ボスは一定間隔でギミックを発動させてきて、移動速度低下、攻撃力低下デバフ付与の塔を出現させたり、トラバサミで移動できなくなるなどの罠を撒き散らします。
ギミックに加えて、ボスの攻撃技も実に様々で東方ばりの弾幕や竜巻を飛ばしてくるボスもいます。
ギミックの位置などは一定間隔でリセットされるため、戦うときは立ち位置にも注意しながらでないと追い詰められてしまうこともあります。
現状プレイしてみて一番思うことは、何よりも「攻撃・ギミックが分かりやすい」ことでした。
例えば突然キャラクターの頭上にアイコンがついて理不尽に即死するようなことはありません。各ギミックにはご丁寧にどのデバフがかかるか書いてありますし、トラバサミは踏めば移動できなくなるのは見ればすぐ分かることです。
ボスの攻撃も強力な攻撃の前には予備動作として振りかぶったりしてから突進・なぎ払いを行いますから初見であっても1度見れば次は避けることができるので、プレイしやすいはずです。
ストーリーはソロでも普通に進められ、PT必須ゲームではないので好きな時間に遊べる手軽さが良い。だが基本はMMORPG
基本的にストーリーボスはソロプレイでも倒せるようになっており、適正レベルで挑めば勝てます。人によってはヌルイと感じるかもしれませんが、ちょっとした時間にプレイしたいとき、気軽にできるのがこのゲームの良いところですね。
PTを必須とする場合はやはり一度にまとまった時間が取れないと、PTメンバーに迷惑をかけてしまうのがネックでしたが、ソロプレイできるならばその心配は要りません。出かける前に30分だけ、というのも可能です。
ただ恐らく勘違いしてはいけないのは「ゲーム全体としてみたとき、どちらかといえば廃人向けである」という点。この点はサービス形態(課金アイテム内容なども含めて)にもよって左右されますが、時間を大量にかけられる人の方が有利ではあります。
「好きな時間に遊べる手軽さ」と「ライトプレイヤー向けのゲーム」であることは似ているようで違うということでしょうか。
何を追い求めるかで違いますが、レア堀りや装備強化などをガッツリやろうと思えば狩場に張り付くなど、それなりに時間も要します。
今回はボス戦などの戦闘面についてがメインでしたので、総合評価についてはまた次の機会に書きますが、こういった部分も含めてクラシカルなMMORPGというのが根底にあるという感じでした。
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